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BPエンジンのフィーリングを激変させるマルハのハイカムチューン!
最小限のメニューで最大限の効果を発揮する老舗の技
ノーマル状態ではかなりモッサリとしたフィーリングのBPエンジンだが、名門“マルハモータース”の手がけたNB8Cは一味違う。カム交換とECUチューンによって「これって本当にBP?」と思わされるほどの超レスポンス仕様に仕上げられているのだ。
エンジン本体はノーマルのまま、可変バルタイ機構S-VTに対応するオリジナルのFカム(IN252度/EX256度)を装着。低速トルクの確保と高回転でのレーシングカーのような吹け上がりを見事に両立させている。
ハイカムの導入に合わせて、制御系にはフリーダムのフルコンを導入してDジェトロ化を敢行。その他、BMCエアクリやマキシムワークスEXマニなども装着して、吸排気を総合的に見直している。
荷重移動が掴みやすく、低速域でもスムーズにストロークするようにセットアップされたマルハモータースのオリジナルダンパー。バネレートはフロント8kg/mm、リヤ6kg/mmと、NBにしては柔らかめの設定となっているのもポイントだ。
NBロードスターの主流は16インチホイールだが、このマシンには「タイヤ代が安い」とのことから15インチがチョイスされている。また、16インチに比べて15インチはタイヤのエアボリュームが確保できる分、乗り心地もマイルドな方向に作用する。
シートはレカロのTS-Gをチョイス。「レカロ既存のモデルはショルダー部がドアに干渉してしまっていたんです。それがTS-Gになってクリアされました。お勧めですよ」とマルハモータース荻野さん。
NBロードスターはオープンカーという特殊性はあるが、電子デバイスが装備されていないピュアなFRスポーツだ。だからこそ、走りの資質をスポイルしているエンジンフィーリングを磨き上げることで、その魅力は何倍にもアップする。そしてその手段は決して難しいことではない。それを教えてくれているのがこのチューンドだ。
●取材協力:マルハモータース 静岡県静岡市葵区牛妻2095-6 TEL:054-294-0076
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