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ER34スカイラインにWC34ステージアのフェイスを移植!
部品代5万円で完成した想定外チューンド
スカイライン顔のステージアというカスタムはこれまで何度も見たことがあるが、その逆パターンは記憶にない…。そう、このクルマはWC34ステージア顔のR34スカイラインセダンなのである。
オーナーはドリフトヒーロー“のむけん”をリスペクトしていて、その影響からER34スカイラインを購入。しかし「あれは仕事の帰り道でした。夜の山道だったんですけど、カモシカが飛び出してきて避けきれずにフロントをブツけてしまったんです…」と、かつての悲劇を語る。
フロントが大破した愛車を前に、オーナーはこう考えた。「普通に修理するのではつまらない。誰もやってなくて違和感のないフェイススワップをしよう」と。そこで兄弟車にあたるWC34ステージアの部品を購入し、鈑金工場勤務という環境をフル活用しつつ、会社の先輩に手伝ってもらいながらプライベートで前代未聞の顔面移植手術を敢行したのである。
ちなみに移植したのは、WC34後期のフロントバンパー、グリル、ヘッドライト、ボンネット、フェンダー、ラジエターサポート。一式5万円で手に入ったそうな。その際に、前置きインタークーラーはブルー塗装して目立ち度アップ。
ボンネットとラインを合わせるためにエッジを立てたフェンダー後端もアクセント。なお、ボディはオリジナルのパープルにオールペンしているが、ボンネット中央はガンメタに塗り分けることで、さらなるインパクトを演出する。
丸型テールランプを見て「スカイラインだよなぁ」と納得できるが、車名エンブレムまでステージアになっていたりして…。顔面移植と理解できなければ、なんともややこしいクルマだ。
内装パーツはブルーで統一。ドリフト仕様として作り込んでいるが、用途は基本的に通勤と家族でのドライブが中心だという。
オーナーは「家族も増えたしノアに乗り替えたい」と語るが、せっかくの4ドアセダンだし、このまま乗り続けて欲しいものだ。(OPTION CARAVANより抜粋)
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