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海外製パーツをさりげなく使用してレストモッド!
旧車感と先進性の融合
“ニイナナ”の愛称で親しまれる初代カローラレビン(TE27型)に、4連スポーツインジェクション仕様の3S型エンジンを搭載した異色チューンドの登場だ。メイキングを担当したのは、神奈川県の“S&Aオートクリエイト”。
3S型には様々なタイプが存在するが、この車両は横置きのFFセリカを選択。水回りのレイアウトを変えつつの縦置き化だが、違和感のないエンジンレイアウトは見事。ヘッドカバーはS&Aのワンオフメイドで、どことなく往年の2T-Gレーシングエンジンを思わせる仕上がりだ。
スロットルにはアメリカ製の4連式をインストール。前方に大きく展開するロングEXマニは、S&Aオートクリエイトの中戸川代表が腕によりをかけて製作したワンオフ品。完全等長、超ロング、浅い集合角度に拘った4-1集合タイプだ。
点火系は後期3S-GTE用のダイレクトイグニッションシステムを移植し、オーロストラリア製のフルコン“ウルフ”で集中制御。
燃料ラインはリターンまで引き直すことで、ハイレスポンスな3Sエンジンに必要な容量を確保。燃料ポンプはインタンク式に加工している。
室内は純正然とした仕上がりだが、メーター関係は中央の水温/燃料計のコンビメーターを残し、それ以外のスピードメーターやタコメーター、ダッシュボード中央の電流/油温/油圧計まで全てサイバーダインのデジタル式に変更済み。点灯時の近未来感は格別だ。
ミッションは純正よりもキャパシティが大きいW55型(アイシン製5速)をドッキング。操作性はもちろん、高回転型パワーユニットとの相性も良く、谷間のない加速フィールを実現する。
見慣れない5スポークの深リムホイールは、アメリカのグッカーズHEMI。サイズは前後15×8.5Jで、タイヤには195/50R15のアドバンネオバを組み合わせる。
内外装ともにオリジナルのイメージを崩すことなく、さりげなく各部にインポートパーツをあしらってオンリーワンの個性を手に入れたTE27。羨ましすぎるレストモッドスタイルだ。
●取材協力:S&Aオートクリエイト 神奈川県平塚市西八幡4-7-7 TEL:0463-23-8191
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S&Aオートクリエイト
http://sa-autocreate.jp/