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目指したのはハイスピードクルーズ性能の向上
Fの本領を解き放つブリッツの情熱
レクサスRCシリーズのフラッグシップ“RC F”。最高出力481psを発生する5.0L V8の2UR-GSEエンジンを搭載するスペシャルモデルだ。そんな逸材にいち早く着目し、積極的にアプローチしてきたのがパーツメーカーのブリッツである。
ブリッツではRC Fのデビュー直後にデモカーを導入し、ノーマルの素性を徹底的にチェック。チューニングに対する適応度や、その方向性を探るためにかなりの時間を掛け、様々なパーツをリリースしてきた。
今回紹介するのは、マイナーチェンジ後のモデル(2019年)。レクサスチューニングのスペシャリストとして、並々ならぬ情熱を注いで開発を進めた1台だ。
ブリッツがRC Fを手がけるにあたって、最重要ポイントと定めたのが「ハイスピードクルーズ性能の向上」。オーナーなら分かると思うが、ノーマルはかなりサーキット寄りと思えるようなハードセッティングが施されている。そこで、その限界性能を落とさないまま、しなやかさをプラスすることにチャレンジしてきたのだ。
そんなコンセプトのもとに誕生したのが『ダンパーZZ-R』。スプリングレートはフロント9kg/mm、リヤ8kg/mmで、アッパーマウントは前後ともに強化ゴムタイプを設定、減衰力は32段階調整だ。
撮影車両の車高は、フロントがノーマル比24mmダウン、リヤが18mmダウンの設定。コンケイブの効いた細身のスポークが美しいホイールは、20インチのエンケイRS05RRだ。
エキゾーストマフラーには、エンドピースをフルチタン化した『ニュルスペックF-Ti』を装備。テールエンド形状は、純正のオーバル4本出しから100φのサークル4本出しに変更して迫力をプラス。重量も純正に対して15.7kgの軽量化を達成している。
さらに、パワー系アイテムに関して言えば、複雑な形状のエアクリーナーボックスが高性能を予感させるカーボンインテークシステムも見逃せない。性能アップはもちろんのこと、その美しい仕上がりもまさにレクサスに相応しい逸品となっているのだ。
そして、これぞ「さすがブリッツ」と思わせてくれるアイテムが『スピードジャンパー』ではないだろうか。ご存知の通り、トヨタ/レクサス系のECUは非常に複雑なシステムとなっているが、そこは豊富なノウハウと最新のテクノロジーを誇るブリッツ。見事にECU配線へカプラーオンで装着できるリミッターカット装置を完成させたのである。
当然ながら、これら全てのアイテムは前期/後期を問わず対応。特別なレクサスをさらなる高みへと引き上げたいと願うなら、ブリッツのアイテム群を見逃す手はないだろう。
●問い合わせ:ブリッツ TEL:0422-60-2277
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