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コペンチューンの名門「も。ファク」が製作
コンパクトボディに秘められた圧倒的なパンチ力!
元々はジムカーナを楽しむつもりで初代コペン(L880K)を新車購入したというオーナー。しかし思った以上にタイムが出ず、すぐにコペン専門店として知られる“も。ファク”に相談。そこからサーキット仕様としてのステップアップを開始したそうだ。
エンジンは排気量を変えずにハイコンプ化と272度のハイカムを投入。さらにタービンも大型のRHF5をセットし、最大ブースト圧2.0キロ時に172ps/18.56kgmという強烈な出力を発生させる。
このパワーを効果的に使い切るために、ミッションにはナビックのクロスをセット。低速コーナーから高速コーナーまでパワーバンドを維持した走りができるように仕上げられているのだ。
エンジンマネージメントはHKSのF-CON Vプロが担う。低速域がスカスカになってしまったため、スタートダッシュ時に有利なプロスタート機能も盛り込まれている。
足元はクラックスの車高調にフロント16kg/mm、リヤ14kg/mmのスプリングを組み合わせる。ブレーキはFD3Sの純正対向キャリパーを流用して制動力をアップさせている点も注目だ。
乗員保護と同時に、オープンボディの剛性を補うためのロールケージはDスポーツ製。普段はルーフを装着して走行しているが、レース本番などは軽量化のためにオープンスタイルで走るそうだ。
ちなみに、オーナーは40代になってからモータースポーツの魅力を知った“遅咲き”だが、今ではK4GP(Kカーの耐久レース)にも参戦するほどハマっているという。クルマ遊びに年齢や車種など関係ない。これからもチューニングを楽しみながら、全開で乗り続けてください!
●取材協力:も。ファク 兵庫県川西市東畦野2-1-8 TEL:072-791-5559
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