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近未来的フォルムに大変身した超カスタマイズMR-S!
まずはデザインありきでベースマシンを選定
東京オートサロン2006に登場し、エアロパーツメーカー“SHORIN”の名を全国に知らしめるきっかけにもなった1台がこれだ。
コンセプトは「ファーストインパクト」。パッと見た時に、誰もがカッコ良いと思えるスタイリッシュなデザイン。そんな美麗フォルムを作り上げるため、デザインやモデリングのプロフェッショナルが集結。約6ヵ月の制作期間を経て完成までこぎ着けた。
その名は「SHORIN GT クリスタリア」。歌舞伎役者をイメージしたというLEDデイライトやボリューム感タップリのリヤセクション、そして大きくえぐれたフェンダーダクトなど、どこをみても独創的。一目でベース車両がMR-Sと気が付く人はそういないはずだ。
なお、極限までオリジナリティを追求するというのは、一歩間違えればノーマル以下の駄作へと転じてしまう危険性をはらんでいる。しかし、実際にモデリング作業を行ったショーリンは、高度なテクニックを駆使することで、各部に破綻をきたすことなく新しいイメージの具現化に成功している。細部を見ていく。
クルマのキャラクターを決定づけるフロントフェイスは、上下2段にLEDデイライトを配備することで近未来的なイメージを演出。その下にはIPF製のHIDヘッドライトが組み込まれ、独特の存在感をアピールしている。
巨大な開口部を持つリヤフェンダーは、片側60mmワイド。後方にボリュームを持たせることで、スポーツカーらしさを強調。ちなみに、MR-Sをベース車に選んだことについては「ウインドウの角度がシャープだから」とのこと。
2連のLEDテールランプを軸に、スタイリッシュにまとめ上げられたリヤセクション。“SHORIN”のロゴが入った中央部は網目状になっており、エンジンルーム内のヒートエアを排出する機能性も盛り込まれた。
エンジンフードパネルには2つの大型インレットダクトを設けて、フレッシュエアを積極的に取り込めるようアプローチ。一体感のあるリヤスポイラーも空力を意識したデザインだ。
ホイールはワーク・マイスターS1をセット。リヤには10J×18+22という極太サイズを履き、さらに35mmのワイドトレッドスペーサーを挟みツライチでセッティング。
走る姿はとても美しく、その佇まいはもはや異国のスーパースポーツのごとく。細部まで妥協を許さない、ショーリンのデザインポリシーと高い技術力が生み出した超絶カスタム。流石である。
●取材協力:ショーリン 栃木県真岡市久下田641 TEL:0285-74-1988
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ショーリン
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