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何これスゴイ・・・180SXにJZX100チェイサーフェイスを大胆移植!
自然に見えるよう各部には驚きの工夫が!
明らかにおかしいJZX100ツアラーV顔のハッチバッククーペ。実はこのクルマ、チェイサー顔の180SXなのである。
この奇想天外マシンを製作したオーナーは、いわゆる町の鈑金屋。顔面スワップは言わば“趣味”のようなもので、これまでにも数々のフェイスリフトを手がけてきたマニアだ。
「顔面移植って、実はそんなに難しくない。ボンネットが載ればしめたもので、あとはコアサポート→ヘッドライト→バンパー→フェンダーの順に帳尻を合わせていけばオッケー」とオーナー。
このチェイサー顔の180SXを作った理由は「走り屋に人気の2台をマッチングさせてみたかったから」と単純明快。手元に180SXがあって、友人がチェイサーのフェンダーを譲ってくれたことを機に、製作に着手したそうだ。
厚みの異なる2台をバランスよく合体させるのは当然ながら簡単ではない。コアサポートはツアラーV用を移植したが、そのままではヘッドライトが上を向いてしまい不恰好になるため、サイドメンバーのフロント側を下げるなどして調整。
エアロパーツは全てオリジン製だが、これもほぼ加工されている。フロントバンパーはサイド部分のラインを上げてサイドステップとの繋がりが自然に見えるようにしたり、フロントのボリュームに負けないようリヤフェンダーをワイド化したりと、どの角度から見ても違和感のないエクステリアに仕上げていったのだ。
ちなみに「フェイスリフトする際は、鉄フェンダーの方が楽」とオーナー。実際にこの車両も、フロント側はツアラーV用と180SX用の純正フェンダーを合体して使っており、プレスラインまで再現している。意外にも、全長は180SX顔の時よりも短くなったそうだ。
何より驚かされるのが製作期間で、完成までに費やした日数はわずか4日! 「趣味だから製作日数を決めて守るようにしている」とのことだが、短期間でここまで完成度を高めるのは、相当な技術と工夫が必要なはず。フェイスリフトの達人、恐るべし!