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炭素の鎧でNC1型NSXを武装せよ!
ドライカーボン×ワイドが放つリアルスポーツエッセンス
2002年に誕生したエアロパーツメーカー“エイムゲイン”。記念すべきデビューモデルは、伊藤代表が当時乗っていた16系アリストだ。自分が乗りたい仕様を実現すべく手がけられたマシンは、「こんな1台だったら良いな…」というインスピレーションに従って、その後アリストだけでも計6タイプのバリエーションを展開している。
「ベース車両の車格やスタイルによって、カッコ良さに繋がるスパイスは変わります。開発時は、まずノーマルのスタイルをじっくり吟味して、どういった姿がカッコ良くて乗りたい1台になるのか思い描く。その理想を妥協なく具現化すれば、自然と存在感ある姿へ仕上げられると考えています」と伊藤さんは語る。
そんなエイムゲインの開発思想が色濃く反映されている作品が、NC1型NSXに与えた“エイムゲインGTシリーズ”だ。目指したのは、リアルスポーツの注入。最先端のエアロダイナミクスを誇りデザインクオリティの高いノーマルをリスペクトしつつ、どれだけスピード感を演出できるかに拘った。そうしたスタンスゆえに、全ての素材はドライカーボンを採用する。
フロントはNSXらしさをキープしつつ、フェイスの精悍さを一層高めていくために両サイド&ボトムの3ピース仕様でアプローチ。フロントグリルやセンター開口部はそのままとしているが、ボリュームアップしたフロントフェンダーを強調する立体的造形により、ワイド&ローが際立つリアルスポーツフェイスへと導いた。
単にボリュームアップしただけでは単調な面使いとなってしまう50mmワイドのフロントフェンダーは、ドアパネルのプレスラインとシンクロさせた独創的ダクトワークで強い躍動感を演出。
足元には軽さと気品ある力強さ突き詰めたオリジナルホイール『エイムゲインGTM』(9.0J×20-10)を与え、ブレーキシステムをインストールするとともにリアルスポーツを魅せてきた。
フローティングリヤピラーの開口部サイズは敢えて変えず、片側80mmものワイド化を図ったパネル交換式のリヤフェンダー。彫りの深いプレスラインとともに末広がりな形状としたサイドスカートと相まって、11.5J×21マイナス30のGTMから放つリム深さで引き出したリヤの深みは大胆に強調されていく。
リヤエンドには1800mm幅のGTウイングを装備。ロングノーズなフロントセクションに対してワイドボディ化で短く感じてしまうリヤセクションのアンバランスさを整えるべく、ステーは後方へ大胆に引き出した。ワイド感を高めるリヤデッキスポイラー、後方へと引き出してスピード感高めたディフューザーとも相性は抜群だ。
このフルドライカーボン製ボディキットのプライスは400万円。スピード感が高まるダクトや精悍さもたらすプレスラインを巧みに馴染ませ、自然体で理想を突き詰めたワイド&ロー。NSXだからこそ許される、まさに真のプレミアムスポーツと呼ぶに相応しい風格だ。
●問い合わせ:エイムゲイン TEL:082-427-2334
【関連リンク】
エイムゲイン
http://www.aimgain.net