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ホンダも仰天するであろうシャコタン+ワークスフェンダー仕様
海外からも支持を集めるリバティーウォークの渾身作!
注目度の高いスーパースポーツを、ワークスフェンダーという独自の世界観でカスタマイズする“リバティーウォーク”。古きよき時代のヤンチャカスタムを、現代のスーパースポーツと組み合わせた独自の手法は、その後のカスタムシーンに色濃く影響を及ぼした。
そんな同社が示すコンセプトは、もちろん暴走族(BOUSOU-ZOKU)に他ならない。代表の加藤氏が若かりし頃、リアルに経験したスタイルを現代のクルマに取り入れることが発想の原点というわけだ。このNC1型NSXもまた、そんな加藤氏のカスタム魂が注入された傑作だ。
GT-RやレクサスLC同様に素材のイメージを活かしつつ、往年の雰囲気をクロスオーバーさせるため、フェンダーの造形にはトコトン拘りを詰め込んでいる。
NSXのスタリイングにそのまま溶け込むフロントディフューザーは、ワイドボディ化に合わせて延長することで車体の縦横比を適正化。LBワークスブランドはあくまでもワークスフェンダーが主役のボディキットであるため、フェイス周りは印象を大きく変えずシンプルな造形に留めている。
ワークスフェンダーは、先鋭デザインを狩猟するNSXに対しても違和感なくフィッティング。造形はもちろんプレスラインとのクリアランスやアーチの作りなど、ディティールまで突き詰めたバランスは、数々のスーパースポーツを手掛けてきた経験と、何よりも鋭い感覚が冴えるからこそ。
組み合わせるホイールはフォージアート・マグリアECLで、フロント9.5J×20+5、リヤ12.5J×20-40のサイズで装着。ノーマルではフロントに深いホイールが履けないNSXだが、ワークスフェンダーの装着により、足元に奥行き感を持たせられるのは最大のメリットと言えるだろう。
圧倒的な低車高を実現しているのはこのエアサスペンション。NSXのエアサス化に関しては、純正のサスペンションがECUで統合制御されているため、完成までにはトライ&エラーの連続だったそうだ。
なお、このNSXのボディキットに関して、リバティーウォーク加藤代表に経緯などを聞くと「いやぁ生産台数も少ない高級車だし、商売的には期待してないです(笑) でもね、リバティーのスタイル見せたいと思って作りました」と語る。
往年の暴走族スタイルを現代にアレンジしつつ、NSXに合わせたリファインも敢行した大作。その姿はまさしくリバティーウォークのアイデンティティを示している。まさに最強だ。
●取材協力:リバティーウォーク TEL:0561-51-0001
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