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「雅」の名に相応しい美しさ!
世界を震撼させたクールなJDMスタイル
かつてはRB1、2オデッセイのヘッドライトを移植したオデビア&オデエイティをデビューさせたエアロメーカー“スピリット玲”が、これまでにはない上品で優美なスタイルをコンセプトに製作したのが「雅(みやび)」シリーズ。
このS13シルビア用は、リリースと同時に大人気となった180SX用に続く第2弾なのだが、ベースの古さを全く感じさせない作りは見事だ。
ダクト形状を採用したフロントバンパーやディフューザー付きのリヤバンパーなど、「雅」の特徴は引き継いでいるが、シルビアならではのフォルムを最大限に生かすようにイチから開発。さらに、フロントとサイドには汎用ディフューザーの「神風」を追加して、大気を切り裂くような攻撃的なスタイルを実現している。
なお、フェンダーはフロント片側40mm、リヤ片側65mm拡大となり、デモカーは19インチホイールとのマッチングを吟味してアーチ形状をワンオフ加工。深リムが迫力のマイスターM1は、フロント10J-16、リヤ11.5J-43。タイヤはピンソ(F225/40-18 R255/35-19)となる。
エアロ開発車両としての役目を終えたこのマシンは、オーナーであるWILL WAY USAのスタッフ平本さんのもとに戻っている。このお店はスピリット玲製品の海外発信担当で、平本さんとスピリット玲の谷口さんは旧知の間柄。意見を交わしながらS13用「雅」の開発を進めたとのこと。
というわけで、オーナーの平本さんのセンスもプラスして進化したのが現在の仕様。圧倒的なローフォルムを実現するために、シルクロード車高調(326スプリング)にスキッパーのハイドロリフターを追加。トランク内の油圧ポンプにより、ワンタッチで最大30mm車高アップが可能だ。
さらに、個性的なスタイルとNAのようなサウンドを追求してマフラーはエクスアートでワンオフ製作。これは、触媒以降がフルデュアルで曲げ部分が全て輪切りパイプ溶接という逸品だ。
室内はレッドのブリッドビオス3に合わせて、ドア内張やリヤシートまでブリッド生地で張り替え。グリーンのタカタ製ハーネスが、外装の差し色とのカラーコーディネイトとなっている。
「基本的にはカーショーなどでの展示をメインにしているんですけど、アメリカやヨーロッパの雑誌からも取材の依頼が殺到しました」と、平川さんは嬉しい悲鳴。それはそうだろう、こんなクールなシルビアを誰がほっておくものか!
●取材協力:スピリット玲 鳥取市野坂851 TEL:0857-54-1570
【関連リンク】
スピリット玲
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WILL WAY USA
http://www.willway-usa.com/