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曲面を多用した流麗シルエット!
オーナーの意向に合わせて細部はワンオフ仕上げ
この個性的なS660は、個性溢れるドレスアップパーツを次々と市場に投入し、ドリフト系ユーザーを中心に支持を集めているカスタム工房“ガゼルパンチ”がメイキングを担当したユーザーカーだ。
ガゼルパンチのモットーは「車高を低く見せつつも、実用性は損なわない」というもの。そのため、リップ部に装着されるフラップは、しゃくれた形状で路面に擦りづらい形状を採用。さらに、フロントに165/45−16、リヤに185/35−17と純正よりも大径なタイヤを合わせることで、十分なロードクリアランスも確保しているのだ。
キャンバーは延長ロアアームにてネガ7度ほど付けており、車高調はS660用ラインナップの中でも下げ幅の大きなイデアル製をチョイスする。
ボンネットはヘッドライト&グリルまで被さるバットフェイス仕様とし、S660のシャープな印象をより引き立てる。前方向への延長幅は50mmだ。ワイパーブレードを隠すボンネットスポイラーもスムージングしてインストールされる。
純正のフロントフェンダーをカットして装着するフェンダーダクトはガゼルパンチの売れ筋アイテムだ。S660カスタムの方向性としては全てが異色だが、トータルフォルムは、実に美しく、そしてアグレッシブ。この絶妙なバランス感覚こそ、ガゼルパンチの真骨頂と言えるだろう。
エンジンルーム内のヒートエアを強制排出するテールダクトもガゼルパンチのオリジナル。バックランプが無くなるため、車検に通すためには社外のLEDランプなどが必要となる。
アンダーディフューザーとは異なる雰囲気を持つリヤアンダースポイラー。丸みを帯びた造形で、オリジナリティ溢れる雰囲気を醸し出す。
ガゼルパンチ製カバーに隠されたエンジンも、かなりハイレベルなチューニングが施されている。タービンはHKSのGT100Rで最高出力113psを発揮。大容量インタークーラーやオイルクーラーもきっとりと備えている。
こちらは、エンジンフードダクトカバーだ。ガゼルパンチがカーボン素材で製作したワンオフスペシャルで、エンジンルーム内の汚れ防止にも大きく貢献する。
ガゼルパンチの作り込みはインテリアにも及ぶ。割り切った作りの2シータースポーツということで、利便性の低さがネックとなるS660。それを少しでも改善すべく開発されたのが、ドアの内張に取り付けるドリンクホルダーだ。ドアを閉めるとちょうどエアコン吹き出し位置に飲み物がセットされるので、冷暖房の効果で季節に合わせた温度をキープできるのも魅力。
外観のインパクトに加えて、内部や細部にも拘り抜いて仕上げられた一台。S660でオンリーワンのスタイルを目指すなら、ガゼルパンチは頼りになる存在だ。
●問い合わせ:ガゼルパンチ 静岡県富士宮市外神東町230-5 TEL:0544-27-8406
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ガゼルパンチ
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