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SR20DETのポン付けターボ仕様で挑む!
アクセルを踏み続けたオーナーの度胸に乾杯
かつてOPTION誌の最高速企画にて260.9km/hをマークしたGRBインプレッサSTIの記事を読み、「同じNA・2.0Lクラスで負けるわけにはいかない!」と自らもその企画に挑戦。このS14シルビア後期は、その際に262.2km/h(V-BOX計測)という数値を叩き出したストリートチューンドだ。
心臓部のSR20DETは、腰下には手を入れずヘッドに東名パワードのポンカム(256度)を投入した上、GT2540タービンをセット。マネージメントはF-CON Vプロ(エアフロレス制御)&D-SBCが担当し、最大ブースト1.5キロ時に約310psというスペックを誇る。
フロントバンパーはディフェンドレーシングがかつて販売していた製品。開口部を覆い尽くすトラストの前置きインタークーラーが威圧的だ。
エキゾーストマフラーには、トラストのパワーエクストリームTiを装備。フロントバンパー以外のエアロパーツも全てディフェンドレーシングの製品だ。
足回りはHKSのハイパーマックスMAX IIIスポーツ(F8kg/mm R5kg/mm)を軸にセットアップ。スポーティなホイールはレアな5次元の5ZRで、タイヤにはポテンザRE01R(F225/40-18 R255/35-18)をセットする。スポークからチラリと覗くブレーキはBNR34純正ブレンボだ。
コクピット周辺はパーソナルのスポーツステアリングを導入した程度のシンプルメイク。ミッションは純正5速だ。
「5000rpmまでは順調だったけど、6000rpmでブーストが1.15キロまでタレちゃって…。そこからは距離を使ってジワジワと記録を伸ばさなきゃいけなかったから大変でした。結局、7100rpmまで回したけどそこが限界。ファイナルが純正の4.1だから、S15用の3.7を組めば、多少伸びるようになるだろうけど、大台に乗せるためには最低でも500psは必要ですね」とはオーナー。
加速Gを見ると、250km/hから最高速記録となる262.7km/hまでの到達時間は16.75秒。加速Gも0.02〜0.04Gの間で推移しており、完全に頭打ち状態であることが分かる。つまり、アタッカーは根性でアクセルを踏み続けていたのである。アッパレだ。