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コペンのJBターボエンジンで一気にパワー増強!
L235Sエッセがヤンチャなスポーツハッチに激変
ダイハツエッセ(L235S)を刺激的なチューンドに仕上げてきたのは、コンパクトカーチューンの名手“ハーフウェイ”だ。
他社に比べて互換性が高いというダイハツ車のメリットを活かし、パワートレインをゴッソリと初代コペンから換装したのだ。4気筒ターボのJBユニットが鎮座するエンジンルームに違和感は一切なく、この辺りの美しい作り込みはハーフウェイならではと言える。
タービンは純正だが、エキゾーストハウジングには加工が施される。エキゾーストポートを拡大し、ブレードとのクリアランスを適正化することによって、排気の逃げ道を確保。これで高回転までストレスなく吹け上がるようになるのだ。
エアクリーナーキットは、複数のスポンジの層で構成し高剛性を確保したitg製フィルターを採用する。
オリジナルスポーツコンピュータは制御マップの変更で純正ソレノイドバルブをコントロールし、ブースト1.0~1.1キロで安定するようにセッティング。最高出力は88psに達している。
足回りは、ハーフウェイ渾身のオリジナル車高調“キャトウォークタイプR”をセット。スプリングレートはフロント5kg/mm、リヤ4kg/mmだ。
軽いボディにパワフルなエンジンを搭載しているため、ブレーキもフロントにコペンのキャリパー&ローターを移植し、ストッピングパワーをフォロー。また、ドライブシャフトもエッセより強度が高いとされるコペン純正に交換している。
「乗り心地とパフォーマンスをバランスさせるにはボディ補強も不可欠」というのがハーフウェイの持論。そこでアンダーフロアにボルトオン装着するパフォーマンスロッドを開発し、大幅な剛性アップを図っている。
5速MTのECOグレードならコペンより150kg近く軽くなる(700kg)ため、走りは過激の一言。おばちゃんグルマが、格上すらも撃墜できる凶暴なスポーツハッチへと生まれ変わったのだ。
●取材協力:ハーフウェイ 兵庫県神戸市西区見津が丘4-9-6 TEL:078-998-2223
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ハーフウェイ
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