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メンテナンスを兼ねたステップアップ!
さりげないエクステリアに高い戦闘力を秘める!
1981年にデビューし、ソアラのハイソイメージに対して高級スポーツ路線を打ち出したセリカXX。今回紹介するのは、後期型最終モデルの“ブラックリミテッド”をベースに、愛知県の名門チューナー“ラック”が各部のリフレッシュとチューニングを進めた一台だ。
エンジンは元々搭載されていた1Gから後継の1JZへとスワップ。その後、走行距離が伸びてきたことを受けて、1JZのヘッドに2JZの腰下を組み合わせた通称“1.5JZ仕様”へとステップアップされた。3.0Lの排気量と1JZ純正タービンの組み合わせは、高回転域でのタービン容量不足感が否めないものの、極低回転から分厚いトルクが立ち上がる。グリル内には、クロスフロー配管仕様のインタークーラーが設置されている。
サスペンションはビルシュタイン製をベースにラックが手を入れた「エシュポルト」。ストリートに合わせたセッティングで、走行性能と乗り心地のバランスを両立させている。
インテリアはゼロヨン好きのオーナーに合わせてオートメーターの大径タコメーターを設置。グローブボックスには、水温・油温・油圧・ブーストメーターが設置されている。エンジンスタートはキーを捻るのではなく、プッシュスタートボタン方式を採用する。
リヤフェンダーはフロント同様のオーバーフェンダーを鈑金で装着し、左右合計で約45mmのワイド化を敢行。さらに、リヤクォーターのダクトをスムージングするなど、シンプル&クリーンを極めたメイキングが光る。
ヘッドライトはクリアカットタイプのレンズに交換され、バルブはフォグランプと共にHID化。バックドアステッカーやルーフスポイラーは限定グレード「BLACK LTD」の証だ。
エクステリアこそ純正然としたシンプルメイキングだが、細部の作り込みの完成度は極めて高い。セリカXXというマシンにベストマッチの、燻し銀的オーラを放つ一台だ。
●問い合わせ:ラック 愛知県長久手市岩作琵琶ケ池20-1 TEL:0561-63-0101
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