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スペシャリストが提供する最新のリフレッシュ術!
アテーサET-Sをデジタル化する革新的パーツも開発中
茨城県石岡市に店舗を構える“レーシングファクトリーアウトバーン”は、第二世代GT-Rのチューニングだけでなく、上質なベースカーを提供してくれるショップとしても評判が高い。そんな同店が近年、力を注いでいるのがボディメンテナンスだ。
未だ現役感のある第二世代GT-Rだが、最終型(BNR34)でも発売から20年が経過している。そのため、表面的には綺麗でも、フロア周辺やパネルの裏側にはサビが回っているケースが多い。それらを除去し、新車のように復元するのが、アウトバーンの「ドライアイスブラスト」という独自メニューなのだ。
ドライアイスブラストは最先端の洗浄技術。一般的なサンドブラストに比べて母材を痛めることなく、かつ急速冷却することで油汚れなどを徹底除去できるシステムだ。
気になるプライスは19万8000円。イニシャルコストはそれなりにかかるが、スチーム洗浄(フェンダー内含む)→アルカリ性洗剤による洗浄→ドライアイスブラスター洗浄→2液クリア塗装に加え、塗装済み再生品ミッションマウントまで含んでいることを考えると、決して高くはないだろう。
画像はBNR34の作業前後の比較。サビや汚れがひどい場合は、ドライアイスブラストとサンドブラストを組み合わせたショットブラスターを使用するそう。この技術は国内導入例がなく、アウトバーンのみで施工可能だ。ちなみに、サビ取りやスタビライザー復元などはオプション設定となる。
また、今回トピックスとして紹介したいのが、OS技研と共同で開発を進めている『OS-EPC(仮)』。こちらは、第二世代GT-RのウィークポイントでもあるアテーサE-TSの機械式圧力スイッチを電子式センサーに変更するというもの。
これはテスト段階のOS-EPCコントロールユニット。圧力センサーからユニットに電気信号を送り、アテーサE-TSにかかる油圧を一定に保つわけだが、製品版では圧力を固定したベーシックバージョン、さらに高圧力仕様や可変式(2WDと4WDを任意に切り替えられるスペック)なども展開していきたいとOS技研の何森社長は語っている。発売は6月予定とのことだ。
数多くのチューンドを製作してきた経験に裏付けられた懐の深さに加え、作業後のユーザーサポートもキッチリとこなすレーシングファクトリーアウトバーン。GT-Rライフを楽しみ尽くすための魅力に溢れたプロショップなのだ。
●問い合わせ:レーシングファクトリー アウトバーン 茨城県石岡市柿岡1928 TEL:0299-44-1665
【関連リンク】
レーシングファクトリー アウトバーン
https://www.rf-autobahn.jp