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新型BRZをデビュー直後からチューニング!
まずはフットワークの弱点から補完開始
「どんなステージでも我慢せずに乗れる仕様」をコンセプトに製作された初代BRZデモカーでは、HKSのGTスーパーチャージャーシステムを導入。オリジナルのサスペンション&補強パーツを組み合わせることで、速さと楽しさを兼ね備えた仕様へと昇華させてきた“カーステーションマルシェ”。
そんな名門ショップが、新型の登場に合わせて導入したデモカーがホワイトのBRZだ。市販パーツのみで製作する合法スペックという基本方針はそのままに、チューニングを進めていき、不満が出た個所を対策していく方針とのことだ。
足回りには、VABデモカーでも実績のあるテインMONOレーシング車高調を装着。スプリングレートは前後とも10kg/mmの設定だが、乗り心地は決して悪くないそうだ。なお、追従性が高くしっとりとした走りを求める人にはHKSハイパーマックスSを、現状の足に不満を感じている人にはカスタムオーダーメイドが可能な、エンドレスのファンクションドットコムをそれぞれお勧めしている。
車高調の性能を発揮させるためのパーツも用意。最も効果的なのが、フロントロワアーム前側のブッシュ交換だ。ここは穴あきタイプとなっており、ブレーキング時などに不要な動きが出がち。そこで、横や縦の動きを規制するトリプルエフェクトブッシュを開発。マウントリングによりアンチダイブ量を調整できるため、ハンドリングの改善にも効果抜群だ。
マフラーは中間パイプ付きのHKSハイパワースペックL2をチョイス。リヤメンバーはオリジナルのサブロックを組み込むことで不要な動きを規制。ローダウン&足回り強化により露呈した、リヤの動きのダルさを解消している。
アライメントテスターを完備するマルシェはホイール選びもお任せ。デモカーが装着するのはボルクレーシングTE37SAGA SLで、サイズは前後とも9.5Jプラス45×18インチ。タイヤには235/40-18を組み合わせる。ご覧の通り、絶妙なツライチぶりだ。
「先代と比べると、ノーマルでもかなり完成度は高いですね。ただ、足回りやタイヤ&ホイールを交換したファーストステップ仕様では、ノーズの入りがシャープなのに対してリヤの動きがダルいと感じました。そこで、リヤメンバーの取り付け部を固定するサブロックを追加したところ、バランスが良くなりましたね」と、マルシェ代表の石田さん。
全日本ラリーでも活躍していた石田代表は、サスペンションセッティングのアドバイスも的確。「2022年6月25日~26日の2日間は、恒例のサマーイベントを開催します。パーツ商談会やデモカー展示の他、エンドレスレディも来店するので、気軽に遊びに来てください!」とのことだ。
●問い合わせ:カーステーションマルシェ 群馬県前橋市亀里町1224 TEL:027-265-6789
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カーステーションマルシェ
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