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鉄板溶接同様のプロポーションをFRPで！
新作のデザイナーズフェンダーも大注目
往年のハコスカとR33スカイライン(オーテックバージョン)のみに存在した4ドアモデルのGT-R。それをER34で完璧に創り出したいという強い想いを胸に、BNR34の純正パネルを使いながら4ドアGT-Rを生み出し続ける“オオクボファクトリー”。
同社による作品は、もはやメーカーからラインオフされたかのような質の高さを誇り、多くのユーザーから絶大な支持を得ていることは言うまでもない。そんな4ドアGT-Rのスペシャリストが、新たにプロデュースするのが今回紹介するファイバー製ボディキットだ。
「これまでのようにスチールボディで作り上げると、年に1台ほどしか仕上げられないんですよ。もちろんプライス面でも決して手軽とは言いがたく、問い合わせを頂いても対応できないことが多かったんです。そんな経緯もあって、手軽にGT-R仕様を実現できるキットを作ったんです」と語るのは、代表の大久保さん。
キットは左右リヤドアパネル、左右リヤフェンダー、左右サイドステップ、リヤバンパー、左右テールカバーなど全12ピース構成で価格は70万円。
ちなみに、これまでテールランプは2ドア用を流用していたため、バックパネルや2ドア用トランクも必要だったが、このキットならば4ドア用をそのまま使えるというのも大きなメリットだ。
リヤフェンダーやリヤドアパネル、サイドステップは30mmのワイド化に合わせたデザインを採用。純正フェンダーのカット加工などは必須となるが、基本的にボルトオン設計だ。
通常のワイドフェンダー貼り付けの場合、ドア内側のプレスラインに沿ったリブは再現されない。しかし純正やオーテックなどの架装メーカークオリティを目指した結果、普段は見えないドアパネルの内側のリブ形状までファイバーでしっかりと再現しているのだ。
フューエルリッドは別途GT-R純正を用意してセットするが、その土台となるインナーフューエルリッドや給油口アタッチメントなどはキットに含まれている。
コンプリートエアロだけでなく、オリジナルパーツの開発にも積極的だ。新たに製作中のフロントフェンダーはZチューン風のフォルムをベースに、R35GT-Rエンブレムのインストールを可能にする注目の逸品。さりげなく個性を演出したいR34乗りにとっては垂涎のスペックと言えるだろう。
ホイールもR34スカイラインに合わせたスペシャルを展開。モデルは通常設定にはない10.5J-18でフェイス5(一番深いコンケイブ)仕様の「ボルクレーシングTE37 SAGA」で、オフセットはR34のZ-tuneフェンダー装着車でツライチになるプラス8というスペシャルサイズだ。
「新しいボディキットは通常のカスタムショップでも取り付け施工ができるようにしていますので、協力してもらえるショップさんも大募集中です。もちろんボディのカット＆板金が必要になりますので、取り付けサポートなども行なっていますよ」。
豊富なノウハウあってこそ可能なハイレベルなボディワークスキルで、R34スカイラインファンの夢を叶え続けるオオクボファクトリー。その動向に今後も注目したい。
●問い合わせ：オオクボファクトリー 愛知県稲沢市赤池東山町100 TEL：0587-84-3434
【関連リンク】
オオクボファクトリー
https://okubofactory.com