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実走に基づくノウハウを還元!
ロータリー愛を貫くユーザーを支援
2021年で創業20年目を迎えた岡山の“ジューダス”。岡山国際サーキットの「チューニングフェスタ」や「アタック」などタイムアタックイベントにも積極的に参加しているが、これは限界領域のテストの一環。あくまでも軸はユーズドカーショップなのだ。FD3Sを含めたロータリー車を楽しく、長く乗り続けるための手厚いサポートでユーザーを支えている。
「長年RX-7に乗ってきましたが、納得できるショップがなかったため、自分でお店を立ち上げました。長く愛用するには“何が必要かを積み重ねてきた経験”をベースに、お客さまに還元、アドバイスしています。今はロータリー車の布教活動と1台でも助けて、後世へ残すことに力を入れています」と代表の久岡さん。
店頭に並ぶ在庫車は走行距離やエンジンの良し悪しではなく、ボディやフレームのコンディションを重視。価格にはメンテナンス代(エンジン不動車の場合はオーバーホール代も)と3ヵ月3000㎞の保証も含まれており、自信を持ってお客さんに引き渡ししているそうだ。
「購入したら終わりではなく、そこからが始まりです。ロータリーはデリケートなので、壊さないためには熱対策や独自のメンテナンス、ガソリンの品質に至るまで管理が必須です。そうしたノウハウも納車時に伝えていますが、不安な方はお任せいただければ快適なカーライフをお約束します。そして購入いただいた方ならば、いつでも愛車の点検相談は無料です!」とのこと。
そんなジューダスのデモカーは、誰でも同じ仕様にできることを目的に開発。心臓部の13B-REWエンジンは、独自のサイドポート拡大仕様となる。タービンはT78-34Dカットバックで、これにブースト1.5キロをかけて500ps強を発揮させている。
かなりのハイパワースペックだが、霧化特性に優れたサードの6ホールインジェクターを軸にセッティングを追い込むことで、高速燃費はリッター12キロを達成しているというから恐れ入る。製作からすでに8年が経過しているものの未だノントラブルというのも自慢だ。
中古部品を多数ストックするだけでなく、先を見据えたパーツ開発にも積極的だ。オリジナルのFD3S用スロットルセンサーは金色が国内製で4万3780円、銀色が海外製で3万2780円という価格設定(黒は純正品)だ。
FD3S用のプーリーアイドルベアリングも、オリジナルの低フリクションタイプを開発(プーリーへの打ち込み代込みで3740円)。この他にも様々なショートパーツを用意しているが、通販は行っておらず来店者のみの対応となる。
「ロータリーエンジンはガソリン選びも大切で、同じハイオクでも性能差があります。特にチューニングしたクルマは拘ってほしいですね。愛車の現状を知りたい方は点検メニュー(1万1000円)も用意しています。ロータリー車に長く乗り続けるためのプランを一緒に考えましょう。そして当社では、車両以外に純正部品の買い取りも始めました。チューニングなどで不要となるオーナー様はぜひお声掛けください!」と久岡さん。本気でロータリー愛を貫きたい人は要チェックのプロショップだ。
●問い合わせ:ジューダス 岡山県岡山市東区樽原514-1 TEL:086-297-6669
【関連リンク】
ジューダス
http://www.judas-racing.jp