「トーヨータイヤ『プロクセス』に5年ぶりの新作登場!」ニュータイヤ『TR1』をワインディングで試してみた

刺激的性能とデザイン性の高さが魅力!

スポーツフィーリングが楽しいオールラウンドモデル

トーヨータイヤが誇るグローバル・フラッグシップタイヤブランドが「PROXES(プロクセス)」だ。

知っての通り、プロクセスにはD1GPを始めとしたモータースポーツで活躍するR888R/R888RドリフトやR1R、ウルトラ・ハイ・パフォーマンスタイヤとして高い評価を集めているプロクセス・スポーツ、上質なコンフォート&クルージング性能を提供してくれるC1S…等々、それぞれのターゲットに最適な性能が与えられた魅力溢れるモデルが用意されている。

そして2022年、そんなプロクセスに新たに加わったのが「PROXES TR1」だ。TR1はスポーティタイヤに求められる性能を確保しながら、ドレスアップ&カスタマイズ派も思わず手に取りたくなるような存在感のあるデザインを追求。さらに乗り心地、静粛性を含めたトータルバランスもしっかり高められたオールラウンド・スポーティタイヤという位置づけだ。

開発にあたっては、トーヨータイヤがこれまで培ってきたフルシリカ配合の先進的なコンパウンド技術「ナノバランステクノロジー」、タイヤ設計基盤技術である「T-MODE」などを惜しみなく投入し、ヨーロッパの最新タイヤ法規もクリア。海外では2019年から発売されており、すでに実績は十分。満を持しての日本市場導入となったのである。

今回は、そんな注目のニュータイヤをGR86に装着してワインディングへ持ち込んでみた。車両は“オートクラフト”の手によってサスペンションチューニングが施されたストリート仕様で、装着サイズはGR86/BRZの純正と同じく225/40-18 をセレクト。インプレッションを担当するのは、レーシングドライバーの和田久選手だ。

「タイヤの剛性がしっかりしているから、ステアリング操作に対する初期応答がすごく良くてクルマの向きも変えやすい。GR86の高いハンドリング性能をより引き出してくれるイメージですね。また、タイヤが滑り出す瞬間や、グリップが戻る時の特性もマイルド。今回のテストコースは、ところどころ路面が濡れているタイヤにとっては厳しい状況だったんですが、乾いた路面と濡れた路面での印象や応答性がそれほど変わらないというか、変化が急過ぎないから安心してドライブできましたね」。

続けて「ストリート用タイヤとして考えると、幅広いシチュエーションで安心して使えるオールラウンダー的な性能を持ったタイヤは嬉しい存在ですよね。このGR86は車高調が装着されていてバネレートも変わっていますけど、例えフルノーマルの車両だったとしても、その魅力は十分に体感できると思います」と高評価。

走行後のタイヤチェックを行うオートクラフト代表の白髭さん。転がり抵抗が少ないこともあってタイヤの減りも少なく、ワインディングを走った程度では表面の変化はほとんど見られなかったという。

「プロクセスTR1の見逃せない特徴となっているのが、カッコ良さにも拘った非対称のトレッドパターンです。愛車に拘りを持って乗っていらっしゃるユーザー様が『足元にも自己主張を』と思った時に、ぜひ選んでいただきたいですね」とはトーヨータイヤの松本さん。

ストリートからワインディングをメインに、年に何回かはサーキット走行会にも参加したい。そんなユーザーにとってこのプロクセスTR1は打ってつけのモデル。スポーツタイヤの新たな選択肢として見逃せない存在と言えそうだ。

●問い合わせ:TOYO TIRES TEL:0800-3001456
●取材協力:オートクラフト京都 京都府京田辺市大住大峯1-7 TEL:0774-64-6466

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