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エンジンはFC3Sの13B-Tユニットを換装!
フロアパネルやミッショントンネルも新たに製作
超巨大なワイドフェンダーを備えたシャンテの登場だ。チューンドシャンテと言えば、“RE雨宮”が通算5台ほど製作してきた仕様だが、この車両の製作者が雨さんとも親交の厚い“郷田板金”と聞いて納得。
「昔、漫画の“よろしくメカドック”に登場したREシャンテに驚き、それがRE雨宮を知るきっかけになりました。シャンテ自体は10年くらい前から持っていて、ついに製作しちゃいました(笑)」とは郷田さん。
ビス留めの男らしいオーバーフェンダーは、片側250mmワイドという驚愕のサイズ。恐らく、当時の雨さん号よりもワイドとのこと。
そんなオーバーフェンダーに収まるのは、前後13インチのワタナベエイトスポークRタイプで、フロント7.5Jマイナス3.5、リヤ8Jマイナス6。タイヤはクラシックな雰囲気のアドバンA539で前後とも175幅、サスペンション&ブレーキはエンドレスの特注品だ。
エンジンはFC3Sの13B-Tを仮載せ。いずれは、TD06-25Gタービンをセットしたハイスペック仕様を搭載予定とのこと。ちなみに、ダウンドラフトのスロットル上に置かれた水色のカバーは、骨董品レベルのRE雨宮サージタンクだ。
シャシーの作り込みも凄まじいレベル。現代レベルの走行性能を手にするために、NA型ロードスターのサスペンション一式とシャシーをシャンテに合体させているのだ。なお、ステアリング機構もロードスター用を使っているが「手前にオフセットしすぎたので、今後改善していきます!」とのこと。
純正から大幅に高められたパワーを伝えるためのワイドボディ化は完成。それに耐えるシャシーワークも施されており、ポップなルックスからは想像もつかないほどの過激な走りを見せてくれることは間違いない。エンジンに火が入り、公道に降り立つ日が待ち遠しいかぎりだ。
●取材協力:郷田鈑金 長野県岡谷市郷田2-1-37 TEL:0266-23-2937
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