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ステッカーチューンを施したTE37 SAGA SLも拘り
エアサス投入で実用性も高いシャコタンライフを満喫!
丸みを帯びたボディラインが特徴のホットバージョンGTIで、地を這うようなスタンス系カスタムを決めたのがこのゴルフ。“レイズファンミーティング2023”に集ったマシンの中でも群を抜くドシャコタンぶりに思わず足を止め、そのカスタム内容を伺うことにした。
ベースとなっているのは通称ゴルフV(5)と呼ばれる、2006年式のGTIグレード。オーナーの秋永さんは8年前に中古で購入。「それまではS14シルビア前期でドレスアップを楽しんでいたのですが、結婚して2シーターは不便だったので乗り替えました」とのこと。
やはりまず気になるのは、圧倒的なローダウンを実現している足回り。もちろんエアサス仕様で、ダンパーユニットとエアバッグはエアメクスト製、タンクとコントローラーはエアリフト製をチョイスしている。
エキサイティングなフェンダー被りのスタイルは一歩間違えると下品になりかねないが、この車両ではエアロパーツを一切追加しない純ベタでスタイリッシュな仕上がりとしているのも注目のポイント。秋永さんは海外の動画を参考にしながら、このようなエクステリアメイクに辿り着いたそう。
秋永さんが最も拘ったのが、足元を支えているボルクレーシングの高性能ホイール。「本当はTE37 SLが欲しかったのですが、すでにモデルチェンジでSAGA SLになっていて手に入れられず…。そこでスポークのステッカーでそれ風にしているんです」とのこと。装着サイズは前後とも9.0Jプラス27で、タイヤサイズは215/35R18だ。
ゴルフV GTIのパワーユニットは2.0L DOHC4気筒ターボ。エンジンやタービンはノーマルで、吸気系をニュースピードのスポーツタイプエアクリーナーに変更。マフラーはワンオフパイプにアクラポビッチのカーボンテールを組み合わせたスペシャル品だ。
インテリアも年式を感じさせない素晴らしいコンディションで、いかに大切にされているかがよく分かる。ステアリングとシフトノブの他、エアコン吹出口にはスッキリとブースト計をマウント。シートはドライバーズシートをレカロのスポーツスターに変更している。
秋永さんのゴルフGTIが凄いのは、この1台で通勤や街乗り、趣味のキャンプまでこなしている点。ルーフボックスは伊達じゃなく、キャンプ用のアウトドアグッズを積載するための実用装備。車内には釣り竿を収納するためのロッドホルダーも追加されていた。センス溢れるインポートカスタムの、さらなる進化も楽しみだ。
PHOTO&REPORT:川崎英俊
●取材イベント:2023 RAYS FAN MEETING