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ECU-TEKを用いてGR86の戦闘力を大幅アップ!
過給機チューンも視野に入れてECUチューニングを熟成中
デモカーで培ったノウハウをユーザーカーにフィードバックするだけでなく、走りの魅力を高めるオリジナルパーツブランド「A.C.E+」のプロデュースにも力を注ぐ“オートクラフト”。先代モデルの86は、電光石火で取り組んだターボチューンの最高速アタックで、いち早く300km/hオーバーの領域へと踏み込んだことは記憶に新しい。
さて、今回注目するのはGR86だが、デモカーは早々に仕上げたNAチューンのまま。ピットではNAチューンのユーザーカーがECUセッティングされている最中だった。
「ECUセッティングにはECU-TEKを使っていますが、現状はベータ版。未解析マップが多く、NAチューンなら問題ないものの、過給機チューンを突き詰めていくには時期尚早と判断しています。ただ、デモカーをNAチューンで止めているのは、FA24の高いポテンシャルを認めているから。しばらくはNAチューニングで最高速にトライしていきます」とは代表の白髭さん。
なお、FA24のECUメニューは多彩で、スピード&レブリミッターや電動ファン作動温度のみを変更するものから、レース参戦のハードチューニング車両に向けたものまで展開。フラットシフトやローンチコントロールを追加するオプションも用意し、走行ステージやチューニング内容に合わせた最適化が図れる体制を整えているのだ。
もちろん、オリジナルパーツブランド「A.C.E+」では多彩なGR86/BRZ用パーツをリリースしている。中でも不動の人気を誇るのが、追加メーター投入時の視認性と一体感あるインテリアを叶えるメーターホルダー(8580円)と3連メーターパネル(4万9500円〜6万3800円)だ。
OBDIIポートから取得した車両情報をステアリング上部に表示できる、アドバンススポーツステアリングモニター(23万1000円)も見逃せない、グリップ形状やステッチカラーなど、細かなアレンジが可能なオーダーメイドアイテムとなっている。
自らステアリングを握ってサーキットを走り、ベース車両の長所・短所を把握した上で、デモカーをセットアップしていく白髭さん。最高速アタックのような限界領域に挑んで得たノウハウは、メニューを細分化したECUセッティングなど、ユーザーがステップアップを楽しめる環境へと落とし込んでいく。
FA20では強化ブロックを投入したターボ&NOS仕様で550psを引き出していたが、排気量だけでなくブロック強度も引き上げられたFA24では、一体どのようなアプローチで進化させていくのか。熟成されるECUチューニングと共に、オートクラフトのGR86チューンから目が離せない。
●問い合わせ:オートクラフト京都 京都府京田辺市大住大峯1-7 TEL:0774-64-6466
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