目次
膨大な敷地や倉庫に多数のスポーツカーもストック!
まだまだ現役の180SXはドラッグも楽しむストリート仕様
毎戦、大勢のお客さんと共にドラッグフェスティバルにエントリーする“クルウチ”。参加者の幅は20代前半から還暦近くまでと幅広く、世代を超えたユーザーの架け橋となっているアクティブ派のチューニングショップだ。
そんなクルウチが今回あえて紹介するのは、何とも古典的なチューニングが施された180SX。「このクルマは僕が20年前に作ったものを、まだ学生の息子が倉庫に残していた中古パーツを組み合わせて復刻した感じのもの。プライベーターだった頃の、僕(クルウチ)の原点とも言える内容なんだよね。古くさいけど、当時コスパに優れたチューンだったんですよ!」とは、代表の久留内さん。
エンジンは過去に製作した車両から拝借した、HKS製GT2835タービンや東名パワードのポンカムなどをセット。街乗りからドラッグレースまで楽しめる340ps仕様にセットアップした。
エンジンマネージメントは、純正エアフロセンサーを小加工してオーソドックスなROMチューンで対応。当時、定番だったZ32エアフロを利用するよりもリーズナブルに安定したパワーを引き出せるアレンジだ。
あくまでもストリートで楽しめる仕様ということで、ベバストの後付けサンルーフをインストール。息子さんの趣味でインテリアもブルーを基調に張り替えを行なっているが、クォーターウインドウのステッカーが示すようにドラッグレースにも参戦しているのだ。
こちらは、納車整備と同時にチューニングを進めているBCNR33GT-R。エンジンオーバーホールに合わせてポンカムやBNR34タービン、新品のオイルポンプなどをセット。車両購入と同時に行うリフレッシュ&チューンもお任せだ。
「当社は出来ないことを最もらしく“出来る”と言ったりしない、趣味満載のカーショップです。ただし、クルウチ単独では出来ないことも、技術のある業界の先輩たちの協力を仰ぎながら実現する手立てを探しますので、何なりとご相談ください」と久留内さん。長い業界歴で構築してきた多くのショップとの繋がりもクルウチの武器と言うわけだ。
ちなみに、クルウチは膨大な敷地や倉庫に多数のスポーツカーをストックしており、一部のレア車は“クルウチ博物館”として不定期公開も行っている。ベース車両選びからメンテ&チューニング、さらにツーリングやドラッグレースなど、クルマに関する楽しみまで提供してくれる遊び心に溢れたマルチなショップなのだ。
●問い合わせ:クルウチ 三重県多気郡明和町佐田906-12 TEL:0596-53-0070
【関連リンク】
クルウチ
https://crewch.com