「TFTコネクトプラットフォーム」はスマホとリンク。音声による制御も!

ボッシュが開発した「TFTコネクトプラットフォーム」は、LinuxとAndroid Automotiveをサポートしているため、バイクメーカーはより柔軟にコンテンツを適応・統合でき、ライダーに便利なインターフェイスデザインやコンテンツの提供が可能。
ボッシュが開発した「TFTコネクトプラットフォーム」本体。スマートフォンにリンクできるため、ライダーはバッグやポケットにスマホを収納しつつ、走行中にディスプレイ上に表示&アプリにアクセス可能。今後は世界各国の、様々な市販車への採用が期待できる。

四輪では常識となっている、ワイヤレスを利用した便利なApple CarPlayなどの機能。これらをバイクのディスプレイで使用することは、ライダーにとってはまだ日常的ではない。

ボッシュが開発した「TFTコネクトプラットフォーム」は、スマートフォンにリンクできるため、ライダーはバッグやポケットにスマホを収納しつつ、走行中にディスプレイ上のアプリにアクセス可能。さらに、このプラットフォームにグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)を接続すると、正確な位置情報も獲得できる。

このシステムは、LinuxとAndroid Automotiveをサポートしているため、バイクメーカーはより柔軟に各コンテンツを適応・統合でき、ライダーにインターフェイスデザインやコンテンツを提供できる。

TFTコネクトプラットフォームは音声制御機能も装備。例えばヘルメット内にスピーカーとマイクを導入すれば、走行中の安全性や利便性も大幅に向上。ライダーは音声コマンドだけで、ライドモードなどのバイクの設定も管理できる。

TFTコネクトプラットフォームはSiriやGoogle Assistを使用し、スマートフォンから各種アプリの管理・制御が可能。ユーザーはハンズフリーで電話に出たり、メッセージを口述したり、ナビゲーションシステムを操作したり、曲の選出ができる。

ボッシュのNEWメーターは明瞭で制御性の高い操作性を実現

ボッシュのNEWメーターは高解像度ディスプレイや高度なスマホ接続機能を導入。グローブの有無にかかわらず、スムーズに動作するように設計済み。
ディスプレイは1,600万色以上、最大1,500ニットの明るさ、1250:1のコントラスト比を備え、どんな天候や時間でも非常に鮮明で鮮やかな画像を実現。

今時のバイク用メーターは、走行に関連する情報を一目で確認できるだけでなく、スマートフォンとの連携、また様々な機能やオプションを提供する必要がある。もちろん天候・日中・夜間に関わらず、ディスプレイ上の情報も明瞭に示さなくてはいけない。

ボッシュの新しいメーターは、高解像度ディスプレイ、高度なスマホ接続機能、カスタマイズ可能なインターフェースを提供。バイク用メーターの新しい基準を独自に設定することで、最高のコントラスト比と明るさを発揮。

ディスプレイは1,600万色以上、最大1,500ニットの明るさ、1250:1のコントラスト比を備え、どんな天候や時間でも非常に鮮明で鮮やかな画像を実現。

サイズは7インチと10.25インチをスタンバイし、ジャンルを問わない豊富な車種に対応。今回、新しく導入されたタッチインターフェースは、ユーザーインターフェースとシームレスに統合されており、様々な気象条件、またグローブの有無にかかわらず、スムーズに動作するように設計。

新しい上記メーターは起動時間の短縮により、1 秒以内に関連情報をすべて表示するハイレスポンス仕様に進化している。

ボッシュのブレーキ装置「バイク用スタビリティコントロール(MSC)」が400cc以下モデルに世界初搭載 【EICMA2023】

イタリアで開催されたモーターサイクルショー『ミラノショー(EICMA)2023』において、世界最大級の自動車部品サプライヤー「BOSCH(ボッシュ)/ 本社:ドイツ」は、バイク用スタビリティコントロール(MSC)がインド、中国、ASEAN諸国で利用可能になったことを発表。まずはインドのTVS Motor Companyが発売する水冷4ストローク単気筒312ccエンジンを搭載した「Apache RTR 310」に導入される。400cc以下モデルへの搭載は世界初。 REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)

https://motor-fan.jp/bikes/article/93707