新たなブランド価値を得つつあるメルセデス

メルセデス・ベンツ、世界的なブランド価値を評価する「ベスト・グローバル・ブランド2021」において8位を獲得
メルセデス・ベンツは、これまでの高級車ブランドとしてのイメージだけでなく、電動化を進めるなかで親しみやすさや革新性など新たな価値を得つつあると、ベッティナ・フェッツァーは指摘する。

米国のブランドコンサルティング会社であるインターブランドが発表した最新のランキングにおいて、メルセデス・ベンツは2018年以来、8位をキープ。1位はアップル、2位がアマゾン、3位にマイクロソフトが入り、自動車メーカーではトヨタが7位、BMWが12位、テスラが14位にランクインしている。

メルセデス・ベンツのブランド価値は、2020年から3%上昇し、50兆8660億アメリカドルを記録。これにより、メルセデス・ベンツは6年連続で世界で最も価値のある高級自動車ブランドとしての地位を維持した形だ。メルセデス・ベンツのコミュニケーション&マーケティング担当副社長を務めるベッティナ・フェッツァーは、今回のランキングについて次のようにコメントしている。

「トップ10に継続してランクインし、さらにブランド価値自体も向上したことは、私たちメルセデス・ベンツにとって誇りに思うべき成功と言えるでしょう。 この結果は、企業としてだけでなく、ブランドのポジショニングという点でも、私たちの戦略的な方向性の正しさを改めて証明するものです」

「メルセデス・ベンツは、伝統的なラグジュアリーカーブランドとしてだけでなく、親しみやすさ、革新性、個性などの側面を強調する現代的なブランドへと移行しています。新たな可能性を持つブランド認識を確立することで、持続可能なモビリティへの熱意をカスタマーに向けて喚起していきます」