洗練されたスタイルと技術を兼ね備えた新型ネイキッド

Honda Motorcycle and Scooter India(HMSI)は、2025年7月にインドにて次世代スポーツネイキッド「CB125 Hornet」を発表。鮮烈なツインLEDヘッドライトとLED DRL&ターンインジケーター、鋭いタンクシルエットや精悍なリアセクションが、従来の通勤車とは一線を画すビジュアルを獲得している  。ゴールド仕上げのUSD(アップサイドダウン)倒立フォークは、このクラス初の装備であり、走行性能と美しさを両立している。

装備面でも注目すべきで、4.2インチTFTディスプレイによるBluetooth接続(Honda RoadSync対応)、ターンバイターンナビ、USB Type‑Cポートが標準装備されている  。都市でのライディングを直感的かつスマートにサポートする充実のインターフェースを備える。

軽量&俊敏なパフォーマンスを支えるメカニズム

CB125 Hornetには、Honda SP125やShine 125にも採用される123.94cc 空冷単気筒エンジンを搭載。性能調整により最大出力約11.1hp、最大トルク11.2Nmを発生し、0→60km/h加速は5.4秒と同クラス最速クラスの俊足を誇る  。軽量化にも注力し、車重124kgとライバルと比べても軽く、取り回しや加速性能に貢献している。

足回りは前述のUSDフォークとリア5段プリロード調整可能なモノショックを採用し、ワイドな17インチホイールと太めのタイヤで走行安定性を確保。ブレーキは前輪240mmのペタルディスク+シングルチャンネルABS、後輪は130mmドラム式を装備する。

競合との比較から見える強みと戦略

Hero Xtreme 125R、TVS Raider 125、Bajaj Pulsar N125など、インドの125ccスポーツバイク市場には強豪が揃う中、CB125 Hornetは「最軽量級+高度な装備」で差別化を図っている  。特にUSDフォークやTFTディスプレイ、Bluetooth/ナビ連携といったハイエンド装備は、ライバル機を上回るプレミアム感を提供。

性能比較では、Pulsar N125が最高出力12hpと最もパワフルだが、Hornetのパワー/重量比は89.5hp/tonneと優秀。加えて燃費性能や取り回しの良さ、Hondaの品質信頼性を考慮すれば、都市型乗りに適したバランス型と言える。

Honda CB125 Hornet の魅力とは

カラーバリエーションは4種:Pearl Siren Blue+Lemon Ice Yellow、Pearl Siren Blue+Athletic Blue Metallic、Pearl Igneous Black、Pearl Siren Blue+Sports Red。若年層を意識した鮮やかかつエネルギッシュな配色が特徴だ。

Hondaが125ccスポーツネイキッド市場に投入したCB125 Hornetは、革新的な装備と軽量・俊敏なエンジン特性を融合させたモデルだ。USDフォーク、Bluetooth対応TFTナビ、LED照明といった上級装備を備えながら、価格帯もライバルと同等に抑えられており、「扱いやすさ」「楽しさ」「ブランド信頼性」が三位一体となっている。

日常の通勤から週末の市街地ツーリングまで、幅広いライダーにとって魅力的な選択肢となるCB125 Hornetは、125cc市場でのHondaの存在感をさらに高める存在となるだろう。

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