アウディのコンパクトSUVラインナップの次なる進化は、既に形になりつつある。ベースとなるQ3との主な違いは、より急な傾斜のリヤウィンドウだ。
プロトタイプと最新情報をもとに製作されたNikita Chuicko氏の予想CGは、精度がかなり高いと見ていいだろう。

フロントエンドは通常モデルとほぼ同じだ。新型Q3のフロントエンドは、特にスリムなLEDデイタイムランニングライトのおかげで、かなりスポーティーなイメージに進化した。しかし、メインヘッドランプ周りのグロスブラックのトリムが過剰に施されているため、どことなく、奇妙でぎこちない笑顔を浮かべているように見える。

当然のことながら、新しい形状のルーフとリヤウィンドウは後席のヘッドルームに影響を与え、Q3の最大積載容量を若干減少させるが、より洗練された形状のために、そのトレードオフは価値があると考える人も多く存在するだろう。

注目すべきは、やはりリヤセクションだろう。新しいリアクォーターパネル、小型化されたサイドウィンドウ、そして大きく傾斜したルーフラインが、スポーツバックに多くの購入者が好むクーペSUVの外観を与えている。
リヤまわりのディテールはほぼ変更されておらず、LEDテールライト、全幅ライトバー、そして照明付きエンブレムは、すべて標準モデルのQ3から引き継がれている。

インテリアも標準モデルとほぼ同様で、11.9インチのデジタルインストルメントクラスターと、12.8インチのインフォテインメントディスプレイが採用される。また、オンラインで多くの議論を巻き起こしたステアリングホイールレバーも標準モデルと同じものとなる。右側のレバーはギアセレクターとしてのみ使用され、左側のレバーにはインジケーター、ワイパー、ハイビームが配置されている。

エンジンは、市場によって異なるが、ガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッドのオプションが用意され、最高出力は148psからとなる。これまでに発表されている2026年型Q3の最もパワフルなバージョンはe-hybridで、最高出力268ps、最大トルク400Nmを発揮する。この同じユニットは、特定の市場ではあるものの、Q3 スポーツバックにも提供される可能性があるだろう。
Q3スポーツバックの導入は、2025年内と予想される。





