映画「アベンジャーズ」に登場したワンオフのNSXロードスター

アキュラがオークションに出品することを発表したのは、2012年に公開された映画「アベンジャーズ」のハリウッドプレミアで公開されたワンオフモデルで、当時「アキュラ製スポーツカー」とだけ発表された。
映画で「MCU」(マーベル・コミックのキャラクターを基にした映画・ドラマの一大シリーズ)と言えば、アウディのイメージが強いが、アキュラのクルマも「マイティ・ソー」など、初期の映画に数多く登場している。
しかし、アキュラが最も注目を集めたのは2012年公開の「アベンジャーズ」だろう。スーパーヒーロー同士のタッグは大きな話題となり、映画は大ヒットしたが、アキュラも映画のためにワンオフのNSXロードスターを製作するなど、大きく貢献した。
このワンオフは、第2世代NSXコンセプトカーにインスパイアされたスタイリングで、ロサンゼルスのアキュラ・デザインスタジオで製作された。その後、この車両はカリフォルニア州オックスナードのトランスFXによって命を吹き込まれた。
製作するにあたり、チームは走行距離25万2000マイル(約40万km)の1991年式NSXを入手したという。このNSXをベースに、手作業で製作された樹脂とグラスファイバー製のボディ、ローダウンサスペンション、専用シート、スタイリッシュな18インチホイールを装備したロードスターが誕生した。
このモデルは8月15日に開催される、初代NSXの35周年を祝うイベント「ザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリング」に出展される予定だ。また、アキュラはこの貴重なロードスターをオークションに出品する計画を発表、収益は慈善団体に寄付される予定となっている。
詳細は明かされていないが、アキュラはザ・クエイルで1995年型の「NSX-R」と、1999年型のザナルディ・エディションも展示予定。さらに、近日発売予定の電気クロスオーバーSUVの先駆けとなるRSXプロトタイプも姿を現すこととなっている。









