EVは、総合出力354ps、最大トルク515Nmを発揮か?
メルセデスは、約2年前に新型GLAを予告していたが、スクープは、初となる次期型プロトタイプの撮影に成功した。遠くから撮影されたこのモデルは、電気自動車(EV)バージョンの設定を含む、いくつかの大きな変更点を予告している。
第2世代となる現行型GLAは、2020年に発売、日本市場でも大人気を誇るクロスオーバーSUVに成長しており、次期型への注目度も高い。

重厚なカモフラージュが施されたプロトタイプは、角張ったヘッドライトを挟んだ、完全に密閉されたグリルを特徴としている。また、スリムなエアインテークと、より印象的なフロントバンパーも垣間見ることがでる。
さらに後方を見てみると、このモデルは力強いフェンダーフレアと、エッジの効いた流線型のボディワークを特徴としていることがわかる。また、フラッシュマウントされたドアハンドル、角度のあるベルトライン、そして流線型のキャビンも見てとれる。
リアセクションも完全に刷新され、はるかに魅力的な外観になっており、特に彫刻的なリフトゲート、角度のあるリアウィンドウ、そしてラップアラウンドスポイラーが特徴的だ。そして、偽装されているが、星のモチーフを取り入れた大胆なテールライトが組み合わされている。そのほか、ナンバープレートの位置はバンパーに移動され、凹部が新たに設けられているほか、エキゾーストパイプが廃止されている。

インテリアは、CLAの流れを汲むものになると思われる。つまり、スクリーンを中心としたミニマルなデザインが期待できるということだ。スクリーンには、10.25インチのデジタルインストルメントクラスター、14インチのインフォテインメントシステム、そして14インチの助手席側ディスプレイが含まれるはずだ。また、新しいメルセデス・ベンツ・オペレーティング・システムを搭載し、MicrosoftとGoogleの人工知能(AI)を搭載するだろう。
次期型では、先進のメルセデス・モジュラー・アーキテクチャ(MMA)を基盤とし、新時代の幕開けを告げる。この多用途プラットフォームは、内燃機関、マイルドハイブリッド、そして完全電動パワートレインをサポートし、GLAをあらゆる電動化領域に対応可能な多機能SUVへと位置付けている。
予想されるパワートレインは、デュアルモーター全輪駆動システムを搭載したEVが期待される。このシステムは、総合出力354ps/260kW、最大トルク515Nmを発揮する。また、85kWhのバッテリーパックと、最大320kWのDC急速充電機能も搭載されるだろう。
そのほか、1.5リットル直列4気筒ガソリンエンジン、1.3kWhのバッテリー、そして8速デュアルクラッチトランスミッションに統合された電気モーターで構成されるハイブリッドパワートレインも搭載される予定だ。さらには、プラグインハイブリッドモデルも予定されており、顧客にとって選択肢が不足することはないだろう。











