概要

コロナ禍以降、インドでは国策により3輪BEV生産台数が年率10%以上成長している。また、23百万台の規模を擁する2輪車についても電動化需要が拡大している。エクセディでは、この市場ニーズに対応するため、同社出資先STARYA MOBILITY Pvt. Ltd.(以下、STARYA)のモータ技術と内燃機関(ICE)車で培ったCVT等の変速機能を融合した新たな駆動ユニットを開発した。本製品は、エクセディ出資先であるインド商用3輪BEVメーカー大手のOMEGA SEIKI Pvt. Ltd.(以下、OMEGA SEIKI)の開発する3輪BEVへ搭載され、インド国内にて販売される予定とされている。

エクセディのCVT駆動ユニットを搭載する車両
“RAGE+ CVT Pro” (イメージ図)
エクセディ開発の変速機能を融合したCVT駆動ユニット

製品特長

  • 高駆動力・低電費の実現:モータサイズを大型化することなく、高い駆動性能と電費効率を両立
  • 優れた登坂性能:郊外や山間部への配送業務にも対応可能な走行性能を実現
  • コンパクト設計:3輪車両の限られたスペースに最適化された設計

今後の展開

エクセディでは今回量産を開始した3輪BEV用駆動ユニットに続き、2輪BEV用駆動ユニットの開発も進めている。政府主導による電動モビリティへのシフトが推進されているインド市場において3輪BEVカテゴリーシェア2位であるOMEGA SEIKIとの協業によりエクセディの技術を活用した高効率電動駆動ユニットを搭載した電動車開発を進め、脱炭素社会づくりをはじめ、環境負荷の最小化に貢献するとともに、新たな価値を創造し提供する。