日産は現在、ミドルクラス・クロスオーバーSUV「X-TRAIL(エクストレイル)」次世代型を開発中と見られるが、最新情報を入手。その情報を基に市販型デザインを制作した。

日産 エクストレイル

初代エクストレイルは、2000年に発売、現在も海外では「Rouge」(ローグ)の名で販売されている。第4世代となる現行型は、2022年に登場しており、すでに次世代型の開発が進められているようだ。

日産 エクストレイル(初代)

次世代型のエクステリアデザインだが、すでに公開されたティザーイメージが大きなヒントとなりそうだ。フロントエンドは、ノートなどの日産の流れを汲むデザインになる。詳細を見ると、ヘッドライトは横長の3連プロジェクタープラスLEDを装、その下に六角形のLEDデイタイムランニングライトブロックが片側7つ並べられている。

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また、グリルはデザインの異なったものを2段で配置、アンダーグリルはRVっぽく大型のものを装備、アンダースカートは、ボデイに食い込んだ大きめのブラックウレタンを採用するなどのエクステリアデザインが予想される。

日産 エクストレイル 次期型 予想CG

ボディサイズは、全長4700mm (+10mm)、全幅1840mm(+−0)、全幅1730mm(+10mm)と拡大されることが予想される。また「CMF-C/D」最新世代のプラットフォームを採用することで、高速性能の操縦安定性、静粛性、及びボディ剛性が大幅に向上するとみられる。

日産 エクストレイル 次期型 予想CG

キャビン内では、最新のフルデジタルインストルメントクラスター、Googleビルトイン搭載の大型インフォテインメントシステム、大型ヘッドアップディスプレイを採用する。

パワートレインの注目は、第3世代e-POWERの搭載だろう。1.5L直列4気筒ガソリンターボエンジンと組み合わされ、最高出力300ps(4WDでは330psに向上)を発揮、燃費が最大10%〜15%向上すると見られる。尚、4WDバージョンには電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」の最新世代が採用される。

日産 エクストレイル

また、三菱アウトランダーPHEVから2.4L直列4気筒ガソリンエンジン+デュアルモーターシステムを流用し、システム合計出力306psを発揮する。そのほか、1.5L直列4気筒ガソリンターボエンジンも導入予定となっている。

三菱 アウトランダー

注目の価格だが、ハイスペック電動化により15〜20万円のアップが予想され、フラッグシップとなるPHEVバージョンでは、現行「NISMO Advanced Package e-4ORCE」の596万2000円を超えてくる可能性もありそうだ。
エクストレイル次世代型のワールドプレミア時期だが、海外版「ローグ」次期型が、2026年に登場予定なので、日本市場向け「エクストレイル」のデビューは、1年遅れの2027年と予想される。