メルセデス・ベンツ GLA 次期型ハイブリッド プロトタイプ スパイショット

ハイテクMMAプラットフォームを採用する4つのモデルのうち、「CLA」及び「CLAシューティングブレーク」はすでに公開されているが、もう2台は未公開だ。
1つはGLB及び電気版GLB EQ、そしてもう1台がこのGLA及びGLA EQとなる。

メルセデス・ベンツ GLA 次期型ハイブリッド プロトタイプ スパイショット

以前電気バージョンをスクープしたが、ハイブリッドを初めて路上で目撃することができ、いくつか興味深いディテールが明らかになった。

ハイブリッドGLAとEV GLAは基本ボディを共有しているが、異なるデザインもみられる。
EVモデルはグリルが覆われているが、内燃機関搭載のクロスオーバーSUVは、ラジエーターに空気を供給するための冷却スロットが必要だ。
まだグリル自体は実際に見ることはできないが、今月初めにミュンヘンモーターショーで発表された2026年型EV GLCの新しいスタイルに似たものになると思われる。

捉えたプロトタイプは、星型LEDの上にスリムな直線状のLEDデイタイムランニングライトを配置することで、GLCのヘッドライトのデザインを模倣しているようだが、注目なのは全く異なるテールライトだろう。
こちらも星型デザインのLEDだが、今回はリアクォーターパネルからハッチまで伸びるLEDループで囲まれており、おそらく車体の反対側まで伸びていると思われる。
ブレーキランプと思われるこのディテールは、8月に公開されたGLA EVの写真では確認できなかったが、両モデルに搭載されると確信できる。

テストチームは、GLCのテスト時と同様に、両ドアのカモフラージュラップの下にハードな偽装を施し、ボディの輪郭を隠そうとしている。
リアライトの輪郭を擬装し、リアウィンドウの下に隆起部分も作り出しているように見える。

画像を拡大すると、ハッチとリアクォーターの間のシャットラインに本物のパネルの一部が少し見え、隆起部分は見当たらないが、GLCにも隆起部分はないので、当然の処理と言えるだろう。

GLAは全長約4.5mで、MMAファミリーの中で最も短いクルマとなる。
電気自動車のGLAは2026年に登場が予定されており、CLAセダンのモデルを踏襲する場合、800ボルトの電気システムを搭載し、デュアルモーター、全輪駆動の350 4Maticで最大354ps/260kWを発揮するはずだ。

遅れて2027年に発売予定のハイブリッドバージョンは、異なる構成となる。
1.5リットル直列4気筒ガソリンエンジン、1.3kWhバッテリー、48ボルト技術、そして8速デュアルクラッチトランスミッションに統合された電気モーターを搭載すると思われる。
また、二輪駆動バージョンは前輪に163ps、四輪駆動バージョンは190psを前後で駆動する。