

2025年11月の第3土曜日に、それまでの『No.8 日産 サクラ』も代わって『トミカ』に仲間入りしたのが『No.8 フェラーリ プロサングエ』です。フェラーリ プロサングエは、高級スポーツカーで知られ、長らく“純粋なスポーツカーしか作らない”とされてきたイタリアの自動車メーカーであるフェラーリが、史上初めて本格的な4ドア4シーターのクロスオーバーモデルとして世に送り出した意欲作です。SUVの需要が世界的に高まる中でも、フェラーリはあくまで“フェラーリらしさ”を失わないことを優先し、居住性や実用性を備えながらも、同社伝統の走りの哲学を崩さずに開発を進めました。その結果、一般的なSUVとは異なる、スポーツカーの延長線にある新しいカテゴリーとして誕生したのがプロサングエです。ですからフェラーリではプロサングエをSUVとは言わず、「4ドア・スポーツカー」と呼んでいます。


プロサングエの外観デザインは、フェラーリらしい官能的な面構成と有機的なラインを保ちつつ、背の高い車体ならではの力強いプロポーションを両立しています。クーペ的なルーフラインを描きながらも後席空間を確保できるよう工夫され、巨大なフロントグリルやフェンダー形状によって、V12エンジンを積んだ高性能モデルであることを視覚的にも訴えています。特徴的なのは、後席ドアはドアノブの無い電動開閉式で、また、リヤヒンジ式を採用したことで、大きく開きやすく、乗り降りのしやすいドアを実現しています。

内装まわりは、フェラーリのスポーツカーらしいドライバー中心のコクピット思想を継承しながら、4人それぞれが独立した快適な空間を楽しめるよう設計されています。フロントだけでなくリヤシートにも個別のスポーツシートを備え、素材や縫製はフェラーリのクラフトマンシップが細部まで行き届いています。センタースクリーンを廃し、デジタルメーターと助手席ディスプレイを組み合わせたレイアウトが特徴で、ドライバーだけでなく助手席の乗員も走りに参加しているかのような演出が盛り込まれています。

車体構造はアルミスペースフレームを中心とした新設計で、軽量でありながら高い剛性を確保し、クロスオーバーらしい視点の高さとフェラーリの動的性能を両立しています。前後重量配分は50:50に近い理想的なバランスを実現し、重心の位置もSUVとしては異例の低さに設定されています。このプラットフォームは、あくまで“走り”のために作られたものと言え、決してラゲッジスペースや居住性のために妥協したような印象はまったく感じさせません。

パワーユニットは自然吸気6.5L V型12気筒エンジンを搭載し、最高出力は725psとなっています。V12をフロントミッドに搭載しつつ、8速DCT(8速オイルバス式デュアルクラッチトランスミッション)や4WDシステム、さらにはアクティブサスペンションなど、最新のシャシーテクノロジーを組み合わせることで、強大なパワーを路面へ効率よく伝達します。フロントのトルクベクタリングや四輪操舵機能、高度な電子制御により、巨体ながらも低速では扱いやすく、高速では鋭いレスポンスを発揮します。SUVの利便性とスーパースポーツの運動性能を無理なく共存させた点がプロサングエの大きな特徴です。
使い勝手の面では、後席の居住性や荷室容量が従来のフェラーリにはないレベルで確保されており、日常や旅行でも利用できる余裕があります。それでありながらも直感的な操作でスポーティな走りにより、街中からワインディング、さらには雪道まで対応できる走破性を備えています。つまりプロサングエは、フェラーリに乗る楽しさを、家族や仲間と共有できるモデルなのです。
安全装備も現代のトップブランドとして抜かりなく、アダプティブクルーズコントロール(ACC)や車線維持アシスト(LKA)、衝突被害軽減ブレーキ、ブラインドスポットモニターから成るADAS(先進運転支援システム)を備えています。ただしフェラーリらしく、ドライバーの意志を尊重する調整が行なわれており、ドライバーの運転に過度に介入しない自然な制御を志向しています。こうした装備は高速移動時の安心感を高め、長距離でも快適に移動できるラグジュアリーな側面を強調しています。

プロサングエは、単なるSUVでも、高性能車の派生モデルでもなく、フェラーリが自らの哲学で再定義した「4人で楽しめるスーパースポーツ」です。フェラーリの歴史の中でも異例の存在でありながら、その走りと造形には確かなフェラーリらしさが宿り、ファンにも新しい価値を提示しています。
『トミカ』の『No.8 フェラーリ プロサングエ』は、フェラーリのこの意欲的なスポーツカーのイメージを、手のひらサイズの造形で見事に表現しています。あなたのコレクションにも、ぜひ、このユニークなスポーツカーを加えてみてはいかがでしょうか?
■フェラーリ プロサングエ 主要諸元
全長×全幅×全高(mm):4973×2028×1589
ホイールベース(mm):3018
トレッド(前/後・mm) : 1737/1720
車両重量(kg):2033
エンジン形式:型 F140IA型 65度V型12気筒
排気量(cc):6496
最高出力:533kW(725ps)/7750rpm
最大トルク:716Nm(73.0kgm)/6250rpm
トランスミッション:8速AT
サスペンション(前後):アクティブ式ダブルウィッシュボーン(FAST)
ブレーキ(前後) :ベンチレーテッドディスク
タイヤ:(前) 255/35R22 (後) 315/30R23
■毎月第3土曜日はトミカの日!

毎月第3土曜日は新しいトミカの発売日です。2025年11月の第3土曜日には、上でお伝えしているように、それまでの『No.8 日産 サクラ』に代わって『No.8 フェラーリ プロサングエ』が登場します。なお、『No.8 フェラーリ プロサングエ』には初回のみの特別仕様(特別色)もあります。また、それまでの『No.99 スバル フォレスター 消防指揮車』に代わって『No.99 スズキ ジムニー 多目的災害対策車』が登場します。





