ハイライトは「F SPORT」の導入
レクサスは2025年3月、二次電池式電気クロスオーバーSUV、「RZ」改良新型を欧州で発表したが、日本導入が2025年12月後半に予定されていることがわかった。
RZは、SUBARUと共同開発したBEV専用プラットフォーム「E-TNGA」を採用して2023年にデビュー、わずか2年で世代初となる大幅改良をうけた。

特にBEVシステムを全面刷新、技術面が大幅にアップデートされた。ハイライトは「F SPORT」の導入で、ハイパワーのフロント&リアモーターを積み、圧倒的な走りを実現する。また、 レクサス初採用となる「ステアバイワイヤ」と「インタラクティブ・マニュアルドライブ(IMD)」を搭載する。
ステアバイワイヤは、電気信号を介した操舵情報や路面情報のやりとりを行う。左右操舵角は最大約200度で、車速に連動してスムーズな操作感を実現する。一方、インタラクティブマニュアルドライブは、エンジン車のようなサウンド、シフト感覚を実現、クルマの状態をアクセル操作のレスポンスや、音、視覚から把握でき、より深くクルマとの対話を楽しみながら運転できる機能だ。

新型RZでは、最高出力224psを発揮するFWDの「RZ 350e」、最高出力312psを発揮するAWDの「RZ 500e AWD」、最高出力408psを発揮する最強「RZ 550e F SPORT AWD」がラインアップされる。
F SPORTでは、レクサス初の「Mモード」を搭載する。これは仮想的な8速マニュアルギアシフトを装備する電子システムで、エンジン車のMTのサウンドやスポーティなレスポンスを実現するのだ。
またエクステリアでは、「F SPORT」エンブレムや、リアスポイラーを装着するほか、専用グリルや20インチホイールが装備される。
充電システムでは、AC充電能力が従来の7kWから11kWに向上、急速充電によりバッテリー容量10%から80%までの充電が約30分で完了する。また、航続距離も改善。RZ 350eで約600km、500eで約500km、そしてRZ 550e F SPORT AWDでは、約470kmとなっている。
RZ新型の日本発売は、2025年12月後半と思われ、日本価格は845万円〜へと値上げされることが予想される。











