メルセデス・ベンツ Sクラス 改良新型 プロトタイプ スパイショット

スクープ班では、過去1年間でいくつかのプロトタイプをスクープしてきたが、このプロトタイプほど詳細を明らかにしたものはほとんどない。
ベンツ初の量産車として広く知られる「パテント・モトールヴァーゲン」の140周年を記念して製作された、最新Sクラスのテスト車両は、前モデルよりもわずかにスポーティな印象を与えている。

メルセデス・ベンツ Sクラス 改良新型 プロトタイプ スパイショット

詳細を見ると、ヘッドライト内部には、各ユニットに2つの星型デイタイムランニングライトクラスターが備えられており、これは同ブランドのラインナップ全体に見られる最近のスタイリングテーマを反映している。

ライト全体の形状も若干異なっているようだ。
グリルは依然として隠されているが、現行モデルよりもわずかに大きくなっているように見える。
最近リークされた特許情報によると、Vision Iconicコンセプトを彷彿とさせる新しいデザインが示唆されており、イルミネーショングリルを備えると見られる。
また、このグリルは、改良されたバンパーと再設計されたエアインテークシュラウドと組み合わされると予想される。

サイド部分はほとんど変更されていないようだが、リアではLEDシグネチャーを改良した新しいテールライトが、よりフレッシュな印象を与えている。

初めて捉えたキャビン内にも注目だ。
現行モデルは独立したデジタルメータークラスターと、ダッシュボード中央上にすっきりと浮かび上がる縦長のインフォテインメントスクリーンを備えているが、2026年モデルでは状況が変わる。

新型では、電気自動車のEQSと同じ基本的なハイパースクリーンを搭載しており、メータークラスター、インフォテインメント、助手席側ディスプレイがすべて一枚のガラスに収められている。

EQSと新型Sクラスの大きな違いは、新型Sクラスにはダッシュボードに物理的なエンジンスタート/ストップボタンが搭載されていることだろう。
ステアリングホイールも新しくなり、音量調節用の物理的なロッカースイッチが追加される。

改良型Sクラスにどのようなパワートレインが搭載されるかはまだ確定情報がない。
おそらくラインナップは、最高出力442psを発揮するーボチャージャー付き3.0リッター直列6気筒エンジンに加え、同じエンジンと28.6kWhのバッテリーパックを組み合わせた503psのプラグインハイブリッド、最高出力496psを発揮する4.0リッターツインターボV8エンジンをラインナップ。
最上位グレードのAMG S 63 E Performanceも復活予定だが、S 63 E Performanceは現在、ハイブリッドV8エンジンで驚異の791psを発揮している。

新型でも同じエンジンが搭載されるが、パフォーマンスと効率性を向上させるための調整が加えられると思われる。