受注再開後のノマドは、スズキセーフティサポートが充実、変更へ

スズキは、人気クロスオーバー「ジムニー ノマド」の受注を2026年1月に再開することを発表しているが、再開と同時に新安全技術を備え、改良されるようだ。

スズキ ジムニー ノマド

ジムニーノマドは、同モデル初の5ドアバージョンとして2025年1月にワールドプレミアされた。しかし、発表から1週間経たぬうちに約5万台を受注、月間販売目標の1200台を大幅に上回る人気で、発売開始の4月から一時受注を停止していた。

スズキ・ジムニー ノマド

そして、正式発表からちょうど1年が経過で受注再開が実現するとともに、進化したノマドが見られそうなのだ。

受注再開後のジムニー ノマドは、スズキセーフティサポートが充実、変更される。前方の車両や障害物を検知し、衝突の危険が高まった場合に自動的にブレーキをかける衝突被害軽減ブレーキが「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」へと進化。新たに誤発進抑制機能(前方・後方)と、車線逸脱警報機能、アダプティブクルーズコントロール(ACC)などが搭載される。

室内では、コネクティッドサービス「スズキコネクト」に対応し9インチディスプレイオーディオ、6スピーカーシステムが引き続き採用される。

そのほか、新たな変更点は、これまで5速MTが2,651,000円、4速ATが2,750,000円という差がなくなり、統一価格になるようだが、原材料価格の高騰などの理由により290万円程度に値上がりすると予想されている。

パワートレーンは、従来どおり、最高出力102ps、最大トルク130Nmを発揮する1.5L直列4気筒がキャリーオーバーされるはずだ。

さて、もっとも気になる今後の供給体制だが、2025年7月にはインドのマルチ・スズキにより月産の生産を3,300台へ増産、これは発売当初の生産台数は月産1200台から大幅なアップとなっている。すでに約5万台のバックオーダーを抱えているが、受注再開後の納期は18カ月程度と予測される。