クレンツェの2026イヤーモデルは「山」と「谷」の立体感でエレガントに
一年に一度、1デザインだけが満を持して発表されるクレンツェのイヤーモデル。それはときに宝飾品のごとくきらびやかで、ときに彫刻作品のごとく厳かで。毎年のオートサロン会場でお披露目となるそんなクレンツェ渾身の一本は、ファンならずとも心待ちにしている人は多いハズだ。
だからこそ誤解を恐れずに言っておきたい。2026年のイヤーモデルであるベルテーラーは、いい意味でクレンツェらしくない。クレンツェ特有の3Dデザインはもちろん踏襲されるし、きらびやかなデザインクローム色ももちろん設定されている。けれどもそのスタイリングは、華やかというよりも普遍性を感じるほどにシックで、シブい。初見のインパクトより、大人感と高級感が伝わる作品だ。
そのシルエットは複雑ながらもシンプル。山と谷とを融合することをテーマとしたデザインで、ひとつの面で山と谷とが交互につながっているイメージだ。だからこそ立体感に長けるし、山の天面が切削処理となる色味ではエッジ感も際立つ。エレガントなV字スポークふたつを、高低差を持たせてレイヤードした大人っぽい造形だ。
つまり車種、スタイルを問わず、マルチに履ける一本。色も多彩。



インパクト抑えめな大人デザインが高級感重視スタイルでこそ映える






今年もヒットブランドから新作が続々登場

東京オートサロン2026 weds ブース【中エリア 4HALL】


※会場レイアウトは2025年12月1日のものです。変更になる可能性もございますので予めご了承ください。
記事には東京オートサロン2025の写真が含まれています。
STYLE WAGON(スタイルワゴン) 2026年1月号 No.361より
