高校時代の愛車が大変身!


オーナーが高校生の頃、通学用として乗っていたダットサン510(ブルーバード)。その一台を、大人になってから当時の旧友たちとともにガレージビルドで蘇らせた。



エンジンはアメリカでは珍しいSR20DETに換装。CPC製カーボンサージタンク付きビレットインテークマニホールドをはじめ、随所に“逸品”と呼ぶに相応しいパーツが惜しみなく投入されている。


ホイールもカーボンリムと鍛造削り出しディスクを組み合わせたオリジナル品。足まわりにはサブタンク付きのJRZ RS PROを装着し、縮み側14段、伸び側21段の減衰力調整に対応する。
1600馬力のホットロッドFD3S

5層に重ねられたキャンディペイントに、職人の手によるピンストライプが施された1993年式FD3S型RX-7。90年代のインポートドラッグシーンで名を馳せたエイブル・イバラの弟、エルビス・イバラが製作した一台だ。

ギャレット製76mmタービンで過給される13B-REW型ロータリーエンジンは、実に1622psを発揮。内装もウルトラスエードでフルカスタムされ、美しさと迫力を兼ね備える。その完成度は、ホットロッド界の権威あるショー「グランド・ナショナル・ロードスター・ショー」でアワードを獲得したほどだ。
残念ながらオーナーのエルビスは急逝。本車は追悼の意味も込めて、マツダブースに展示された。
右ハンドルのFD3Sを現代的手法でモディファイ

フジタエンジニアリングのFEEDワイドボディキットを装着した、アメリカでは珍しい右ハンドルのFD3S型RX-7。

ボルグワーナーS363SXEで過給される13B-REW型ロータリーエンジンを搭載し、前置きインタークーラーを採用したオリジナルの吸排気レイアウトを構築。各部パーツはパウダーコート仕上げとし、美観にも抜かりはない。


ホイールはアメリカの鍛造ブランド、agのSR8。ブラッシュド・グリージョのディスクにグロスリムを組み合わせ、個性を際立たせている。サスペンションは車高調とエアカップの組み合わせだ。
LBWK+鍛造削り出しの美学

アメリカではアキュラブランドとして販売されたNSX。この車両は、前述のFD3Sも手掛けたダイナスティ・モーターワークスのスティーブ・ロジャースが製作したものだ。


アメリカでいち早くリバティウォークのボディキットを装着し、ホイールはレーシングハート・タイプCのデザインにオマージュを捧げた鍛造削り出しのワンオフ品。唯一無二のスタイルを実現し、その徹底したこだわりが評価され、今年のNSXベストアワードを獲得した。
BでもKでもなくHスワップ!


K型スワップが主流となっているアメリカにおいて、異彩を放っていたのがこの1991年式EF型シビックだ。エンジンには初代アコード・ユーロRのH22A型を搭載。QSD製H2Bビレットアダプターを介し、B18C用5速MTと組み合わされている。

ヘッドカバーをスライスして全高を抑えるほか、チタン製インテークなど細部まで工夫を凝らす。前後を日本仕様SiRへとコンバートするなど、外観は徹底してJDMスタイルにこだわっている。
どっこいB型スワップも元気!


日本仕様のEG型シビックにはB16A型を搭載するSiRグレードが存在したが、北米仕様には設定がなかった。そのため、B型スワップは古くから定番チューンとして浸透してきた。
近年はK型がトレンドとなっていたものの、「より旧車らしいエンジンスワップ」という観点から、再びB型を見直すムードも高まりつつある。JDMパーツを駆使し、ショーカーレベルで美しく仕上げる…それは、アメリカのホンダ乗りにとって永遠不滅のテーマなのだ。
Part.3へ続く
●取材イベント:Japanese Classic Car Show 2025
PHOTO:Akio HIRANO/TEXT:Hideo KOBAYASHI

