最新の解析技術で軽さと強さをワンランク引き上げ!

トレンドを意識したストレート勝負なデザインも魅力

ホイールに求められる基本性能を高次元で担保しながら、圧倒的なデザイン自由度の高さで、他メーカーと異なる独自路線を貫く「ワーク」。「東京オートサロン2026」では、11種類の新製品を含む、全ブランドの最新商品を持ち込むとともに、得意とする「カスタムオーダープラン」「エクストラセレクト」のサンプルを展示。圧倒的な質と量。そして、ワークならではの世界観とモノ作りの幅を余すところなくアピールしていた。

カスタマイズ色の強いブランドイメージを持つワークだが、スポーツ系も忘れてはいない。その象徴的な存在として、長年支持されてきたワークエモーションの新作も用意した。「CR至極(シゴク)」と呼ばれるニューアイテムは、2011年に登場した「CR極(きわみ)」の設計思想を継承しつつ、最新の解析技術を用いて、現代のスポーツホイールに求められる強度、剛性を高い次元で買う星ながら、さらなる軽量化も実現した正常進化モデルだ。ネーミングの「至極」は、「極みのその先」という明確な意味が込められている。

5本のツインスポークとコンケイブを組み合わせたシルエットは、ワークエモーションCRの正統な系譜。パッと見は極と変わらないが、近づいて見ると、その進化は明確だ。

まず視線を奪うのが、リムから鋭角に立ち上がるスポーク形状と、存在感を主張するサイドマシニングだ。スポークサイドに大胆なカットを施すことで、実際の軽量性に加え、視覚的にも軽快さを演出している。極みが「塊感」を残した造形だったのに対し、至極はエッジを研ぎ澄ませた印象。スポークエンドの角度もより鋭角になり、同サイズで並べると、至極のほうが締まったように見える。さらに、ナットホールとリムフランジへ接合する部分にもアンダーカットを追加。解析技術の進化があってこそ可能になった設計であり、見た目だけでなく機能面でも確実にアップデートされている。

センターパートの造形も大きな違いがある。至極は天面からストレートに落とし込むデザインを採用し、ホイールナットがより奥にあるように見えることで、足元に緊張感が生み出す。リムからなだらかにセンターへ落ち込むコンケイブを採用する極に対して、至極はリムエンドから鋭角に立ち上げ、一直線にセンターに向かって落ち込む造形。この差は好みが分かれるポイントだが、至極は明らかに「今のトレンド」を意識したストレート勝負のデザインだ。

重量面では、サイズにもよるが本あたり約500〜700gの軽量化を実現。それでいて、荷重値は700㎏から720㎏まで向上させており、ポテンシャルも引き上げている。単なるデザイン変更に留まらない“性能進化”を感じさせる仕上がりだ。

その進化に合わせて、ニューカラーも採用。新色として設定された「アームドチタン」は流行の兆しを感じるモダンなカッパー系ブロンズ。光の当たり方で表情が変わり、ボディカラーを選ばず足元の質感を一段引き上げてくれる。

このほか、定番のグローガンメタとアイスホワイトも設定。いずれのカラーもデザインのシャープさと鮮度を最大限に引き出すため、吟味されたカラーだ。「あえてカスタムオーダーカラーには対応せず、商品そのものの魅力勝負したい」という担当者の言葉からも、CR至極に対するするワークの強い自信が伝わってくる。なお、CR極がラインアップから外れるわけではなく、コンケイブ感を好むユーザーに向けて継続販売される。

サイズ展開は17〜19インチ。17インチは7Jから9J、18インチは7.5Jから10.5J、19インチは8Jから10.5Jと、実用性と攻めのサイズをしっかりカバー。スポーツカーからストリートチューンド、そしてカスタマイズフリークまで、幅広い車両を想定したラインアップだ。

東京オートサロン2026のワークブースに並ぶ数多くの新作の中でも、CR至極はひときわ“ストレート”な存在だった。奇をてらわず、性能と造形を磨き切る。その姿勢こそがワークエモーションらしさであり、至極という名にふさわしい進化形だと言えるだろう。

●取材協力:ワーク TEL:06-6746-2859

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ワーク
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