無限プレリュードの16セット限定ドライカーボンエアロ

無限プレリュードスペックIII

2025年の自動車業界10大ニュースを振り返れば、「ホンダ・プレリュードの復活」を挙げる多くのカーマニアは少なくないでしょう。ハイブリッド専用モデルで、クーペフォルムのハッチバックボディという要素については歴代モデルとの共通性が感じられる、プレリュードの名前がふさわしくないという批判もあるようですが、オールドファンにとっては懐かしい名前の復活は印象深いといえます。

そんなプレリュード復活に心を動かされているのはファンばかりではありません。ホンダのワークスチューナーである無限も、ヘリテージを感じさせる「ボディキット スペックIII」を16台限定で発表しています。

スペックIIIという名前は、1987年にBA4・BA5型プレリュードに対して「スペックII」と名付けたパーツ群を発売したことに由来します。30年以上を経ての復活というわけです。

さて、無限がプレリュードに用意する「ボディキット スペックIII」は非常にこだわったもの。ドライカーボン製エアロパーツと、「Honda S+Shift」とマッチするスポーツエキゾーストシステム、専用ボディサイドデカールやシリアルナンバープレートなど計9点からなるキットで、その内容からすると16台限定も納得できますし、165万円という価格設定はリーズナブルにさえ感じます。

無限プレリュード ボディキット スペックIII 構成パーツ
カーボンフロントアンダースポイラー
カーボンサイドガーニッシュ
カーボンリアアンダーディフューザー
カーボンリアアンダースポイラー
カーボンテールゲートスポイラー
カーボンドアミラーカバー
スポーツエキゾーストシステム
専用ボディサイドデカール
専用シリアルナンバープレート

ありがたいことに、貴重かつ希少な無限プレリュード スペックIIIに、BBS共同開発の19インチアルミホイール「FR10」(17万6000円/本)や、ボディ振動をコントロールする「パフォーマンスダンパー」(前後セット14万3000円)を装着したデモカーを公道試乗することができました。

その感想を手短にまとめれば「疾走感のある過激すぎない走り」。

疑似マニュアルシフト的にエキゾーストサウンドを楽しむことができる「Honda S+Shift」を駆使して、ダウンシフトをしたときのエキゾーストノート(排気音)は、けっして騒々しくない範囲で、スポーツカー的な世界観を感じさせるもの。少々荒れた舗装路に19インチタイヤをしっとりと接地させる感触はパフォーマンスダンパーの成果でしょうか。とにかく、気負わずハイブリッドスポーツを楽しめるというのが第一印象でした。

部品代だけで約250万円というカスタムメニューを考えれば当然かもしれませんし、インパネ中央のシリアルナンバープレートの視覚的効果かもしれませんが、まるで無限コンプリートカーのような仕上がりといえます。なるほど、プレリュードの復活はワークスチューナーたる無限をここまで本気にさせたのだと勝手に想像してしまった次第です。

ヴェゼルRSにふりかけられた無限テイスト

無限ヴェゼル e:HEV RS

とはいえ「スポーツカーでなければ、無限は本気にならない」…というわけでもありません。

たとえば、ヴェゼルの車高を機械式駐車場に対応する1545mとしたヴェゼルRSにも無限は、多くのカスタマイズアイテムを用意しています。撮影したデモカーに装着されていた主なパーツは以下の通り。

フロントアンダースポイラー(RS用):9万9000円
サイドガーニッシュ:12万1000円
リアアンダースポイラー(RS用):10万4500円
ウイングスポイラー:11万円
テールゲートスポイラー:11万円
ドアミラーカバー:3万9600円
ドアサイドデカール:2万7500円
ベンチレーテッドバイザー:3万1900円
スポーツサイレンサー(ステンレス製):18万7000円
18インチアルミホイール「CU10」:24万2000円(4本)
パフォーマンスダンパー:14万3000円(前後セット・FF用)
スポーツマット:4万1800円
スカッフプレート(RS用):2万2000円
カーボンナンバープレートガーニッシュ:2万2000円
ハイドロリックLEDミラー:5万1700円

そのほかホイールナットやナンバープレートボルトなど細かいパーツも合わせると、150万円近いカスタマイズですが、これほどのイメージチェンジがディーラーオプション的に楽しめるというのはホンダ車オーナーの特権と表現するのはいいすぎでしょうか。

手ごろなSUVやミニバンも無限の手にかかれば!

無限WR-V

ヴェゼルよりも安価な価格設定となっているエンジン専用SUVモデルが「WR-V」。どこかチープなイメージもあるモデルですが、こちらも無限の手が入ると、一気にイメージを変えてしまうのは、写真をみれば一目瞭然でしょう。とくにMUGENと入ったカーボン調フロントグリルガーニッシュや18インチアルミホイールが無限らしいイメチェンに貢献しています。

無限WR-Vの主な装着パーツは次の通り。

フロントアンダースポイラー:7万7000円
サイドスポイラー:9万9000円
リアアンダースポイラー:8万8000円
フロントグリルガーニッシュ:5万5000円
テールゲートスポイラー:12万1000円
ドアミラーカバー:3万9600円
ドアサイドデカール:2万7500円
ベンチレーテッドバイザー:3万6300円
スポーツサイレンサー(ステンレス製):16万5000円
ハイパフォーマンスエアフィルター:2万900円
18インチアルミホイール「CU10B」:24万2000円(4本)
パフォーマンスダンパー:14万3000円(前後セット)
スポーツマット:3万5200円
カーボンナンバープレートガーニッシュ:2万2000円
ドアハンドルプロテクター:6160円(2セット)

けっして安いとはいいませんが、こまごましたパーツまで含めて部品代130万円程度でデモカー同等の仕上げが可能というのは、無限ファンにとっては手が届く範囲かもしれません。

最後に紹介するのは、コンパクトなミニバン「フリード」です。5ナンバーボディのAIRグレードをベースに無限が仕立てた一台は、前後のエアロパーツなどで、ファミリーカーのイメージから脱却している印象を受けます。しかも、デモカーレベルまで仕上げるのに必要な部品代は120万円以下といいますから、ワークスチューンとしてはコストパフォーマンスに優れた仕様といえそう。

無限フリード

無限仕様のフリードに装着されている主なパーツは以下のようになっています。

フロントアンダースポイラー:9万9000円
サイドスポイラー:9万9000円
リアアンダースポイラー:9万9000円
テールゲートスポイラー:12万1000円
フロントグリルガーニッシュ:6万500円
ドアミラーカバー:3万9600円
ベンチレーテッドバイザー:3万1900円
ハイパフォーマンスエアフィルター:2万900円
16インチアルミホイール「CV10」:22万円(4本)
パフォーマンスダンパー:14万3000円(前後セット)
スポーツマット:5万2800円
カーボンナンバープレートガーニッシュ:2万2000円
ドアハンドルプロテクター:6160円(2セット)
テールゲートデカール:1万5400円
ボディサイドデカール:1万7600円