もうSUVは高すぎて買えない!低価格なコンパクトセダンの時代が到来?

米国市場では、コンパクトセダンが、手頃な価格の車を求める消費者の台頭により、長年の低迷の後、復活を遂げる可能性がありそうだ。そして2026年型日産セントラは、この変化の波に乗る態勢にありそうなのだ

日産が最近発表した調査によると、コンパクトセダンの人気が高まり、今後も販売台数が増加し続けると予想されており、カーポカリプス(自動車の死滅期)は終わりを迎えつつあるかもしれないという。SUVが市場を席巻する中で、これは注目すべき変化と言えるだろう。

日産セントラ

「カーポカリプス」とは、車(car)と終末(apocalypse)をくっつけた造語で自動車産業・自動車文化における急激かつ破壊的な変化・危機的状況を指す言葉で、

主に英語圏のメディア・評論家が使い始められている。

日産セントラ

もちろん、急激にSUVが消滅するわけではないが、2026年にはコンパクトセダンが大きく成長する可能性がある。その後も成長は続くと予想されるものの、そのペースはより緩やかになると予想されている。

いくつかの理由が挙げられているが、生き残ったセダンを中心とした統合や、50代〜60代のようにSUVに乗りたくない世代の消費者など、様々な要因が考えられる。

後者は興味深い点だろう。あくまで米国市場の話だが、前の世代は、両親が乗っていたステーションワゴンを鼻であしらってミニバンが流行。その後、ミニバンは時代遅れとなり、人々はSUVへと移行した。この影響が、現在一部の消費者をコンパクトセダンへと駆り立てているようだ。

しかし、最大の要因の一つは、価格の高騰といえそうです。平均的な新車メーカー希望小売価格は51,099ドル(約790万円)で、わずか5年前と比べて25%以上も上昇している。たしかに、日本市場でもクロスオーバーSUVの新車価格は急上昇しています。日産はまた、若いアメリカの労働者の40%が給料ぎりぎりの生活を送っていると指摘しており、「若い世代の自動車購入者にとって、価格がこれまで以上に重要になっている」のも当然と言えるだろう。

こうした背景の中、日産は2026年型セントラを発売。最上位グレードであるSLには、大胆な新デザイン、最新技術、そして実に印象的なインテリアが採用されている。価格は22,400ドル(約346万円)からで、充実したオプションを備えた状態でも送料込みで24,160ドル(約373万円)となっています。さらに、ホンダ「シビック」やトヨタ「カローラ」などの主要なライバル車よりも価格が安いことも注目に値する。

後者の構成では、12.3インチディスプレイ、リモートスタート、ヒーター付きフロントシート、ヒーター付きステアリングホイールが装備される。さらに、アンビエントライトシステム、ワイヤレススマートフォン充電器、自動防眩ルームミラー、6スピーカーオーディオシステムも搭載されている。

日産は、セントラを新卒者から子育てが終わった夫婦まで、あらゆる人にとって理想的な車だと考えている。これはかなり多様な層ですが、日産は、この車が価値と手頃な価格を求める人々を惹きつけると考えているようだ。

日本市場では、依然としてミニバン、SUVが人気を誇っているが、車の流行はアパレル同様に20年から30年の周期で流行が大きく変わっている。このままSUVの価格が上昇すれば、車を嗜好品ではなく、実用日と捉えるZ世代を中心に、日本でも機能や装備が低価格で手に入るコンパクトセダンの時代が到来しないとは言い切れないだろう。