本包装資材は、王子コンテナーと共同開発されたもので、日本包装技術協会が主催する「2025 日本パッケージングコンテスト」において、ジャパンスター賞「経済産業省製造産業局長賞」を受賞している。この受賞により「ワールドスター2026」への応募資格を得て出品し、今回の受賞に至った。

従来の海外向け自動車部品インジェクターの包装は、部品を横向きに並べる仕様で、樹脂トレーや緩衝材も使用していたため、作業に時間を要していた。

今回、インジェクターを縦向きに収容できる段ボール製の包装資材に変更されたことで、収容効率向上や作業時間の削減に加え、プラスチック製包装資材の完全廃止が実現された。

今後もスズキは、「小・少・軽・短・美」の理念を具現化し、経済性と地球環境に配慮した包装資材の開発を進めていく。また、働き手の立場に立ち、作業性の向上にも努めていく。

改善内容と効果

1. 収容効率向上収容レイアウト変更により、収容数が96本から120本へ25%増加。
空間容積を6%縮小。
2. 作業性向上
(簡易包装化)
緩衝材で製品を保護する作業から、製品を穴に差し込むだけの簡単な作業に変更し、作業時間を65%削減。
3. 環境負荷軽減
(包装の減量化)
プラスチック製包装資材から段ボール製包装資材へ変更したことで、プラスチック製包装資材を完全廃止。
4. 低コスト安価な段ボール製資材を採用し、資材点数を削減したことで、資材費を64%削減。