創立50周年を迎えたホンダ学園は、記念プロジェクトのひとつとしてHondaの原点ともいえる初代スーパーカブをレストアし、全国行脚するというCubチャレンジを敢行した。関東校は東日本エリア、関西校が西日本エリアを担当し4月からスタートした行脚だが、9月19日、関東校チームがついにゴールを迎えた。最終ゴールであるホンダ学園関東校では、大勢の在校生や職員に出迎えられて盛大なゴールセレモニーが行われた。

さまざまなトラブルを克服しながら各地をめぐった半年間

“Cubチャレンジ”は、Hondaの原点ともいえる初代スーパーカブを学生自らがレストアし、その車両で日本各地を行脚する取り組み。関東校、関西校から計35名の学生がそれぞれ2台のスーパーカブをレストアし、4月から9月にかけて北海道から九州までの各地をめぐるというプロジェクトだ。
 68年も前に生産されたスーパーカブのレストアは想像以上に大変な作業だった。しかしプロジェクトに賛同するさまざまな企業の協力も得ながら、関東校、関西校それぞれ2台ずつのスーパーカブを見事に再生した。そして、完全に修繕して製作所出荷状態を再現したReboneと、錆や退色などをある程度残して使用感を表現したVintageの2台で全国行脚に出発。関東校チームは東日本エリア、北海道から中部地方にかけて計9ラウンドをめぐった。途中さまざまなトラブルに見舞われながらも、皆で力を合わせて乗り越えた半年間にわたる行脚もついにゴールを迎えた。
初代スーパーカブを完全に修繕して製作所出荷状態を再現したRebone号
錆や退色などをある程度残して使用感を表現したVintage号
全国行脚ラウンド16、神奈川、埼玉めぐりのスナップ
Cubチャレンジの様子はホームページで見ることができる。Cubチャレンジ|ホンダの自動車大学校 ホンダ テクニカル カレッジ 関東 公式HP

全国行脚最終日は本田技研工業朝霞事業所からホンダ学園関東校までの13kmを走破

 レストアした2台のスーパーカブと共に、関東校チーム、関西校チームそれぞれに4月から9月にかけて東西にエリアを分け、北は北海道から南は九州まで全国各地をめぐる行脚を実施した。スーパーカブのレストアだけじゃなく、行脚で立ち寄る場所や走るルートもすべて学生たちが計画し実行した。
 このように、実現までにはたくさんの苦労があったからこそゴールしたときの喜びもひとしおだったようだ。12時過ぎ、2台のスーパーカブが関東校の門をくぐってくると、在校生や職員ら総勢数百名が一斉に拍手で出迎えた。そしてゴールセレモニーが行われる特設会場に着くと、まずはソフトドリンクで乾杯が行われ、その後ステージで2名のライダーに学園役員から記念品の贈呈が行われた。この日ライダーを務めた2人は、大勢の在校生たちからの出迎えや記念品授与にちょっと戸惑いを見せながらもうれしさをメンバー全員で共有していた。
 全国を行脚していて印象深かったことを尋ねたところ、Hondaの創業者である本田宗一郎氏ゆかりの地である浜松に関東校、関西校のチームが集結したこと。そしてHondaのふるさと浜松で原点を見つめ直し、本田宗一郎氏のものづくりへの情熱に触れることができたことだと振り返っていた。
 こうしてCubチャレンジプロジェクトは無事にゴールを迎えた。参加したメンバーは皆、たくさんの思い出ができたのはもちろんのこと、大きく成長したはずである。
関東校チームの全国行脚最終日は、埼玉県朝霞市の本田技研工業朝霞事業所をスタート
ゴールであるホンダ学園関東校へ無事に到着しゴールした2台のスーパーカブは大勢の在校生らに出迎えられた
半年間におよぶ行脚を終え、見事にゴール!
ライダーを務めゴールした2名のメンバーに記念のトロフィーが贈呈された
Cubチャレンジに参加した関東校のメンバー
最後はメンバーで記念写真を撮って達成の喜びを分かち合った