定評あるドレスアップ効果はもちろん、確たる信頼性にも注目

その来し方を見ると“業界初”をうたう画期的な製品で占められている。テールランプに始まり、ハイマウントストップランプにウインカーリレーの発売を経て、ヘッドライトバルブにまでたどり着いたのは今から10年ほど前のこと。LEDの世界では早熟のブランドでもある。

企画開発から製品設計に動作・耐久試験まで、全てを自社にて取り仕切る。

それだけに、市販ラインアップは数も種類も豊富。カスタム嗜好の強いユーザーにこぞって選ばれていることからも分かる通り、ドレスアップ色が強めながらも、実用性をも評価されている点に注目したい。

充実の長期保証は、国内拠点を中心にした手厚いサポート体制のあらわれ

ここで紹介する推しの3製品も、まさにその点が当てはまる。明るさはもちろんのこと、より白色を強める色味は見た目にも実用面でも大きなアドバンテージを生む。車種によって難易度は分かれるものの、ユーザー自身が交換出来うるそのあつらえも人気のゆえんだろう。

トヨタ・86前期型(ZN6)純正HID仕様車へのLEDコンバート例。XEシリーズは、白さが増し、切れ長のヘッドライトはよりシャープな印象になる。

海外から数多くの製品が流入する玉石混交のLED市場にあって、岐阜に拠点を置くヴァレンティはその他大勢の舶来品とは立場を明確に分けている。生産こそ海外拠点にて行うものの、設計開発は自社で行い、また市場に出回る製品は全数検査を掛けた上で、抜き打ちによるエイジング検査も行われる念の入れようだ。
短くて1年、長いものだと3年にも渡るという保証制度は、その高い管理体制を裏付けるものでもある。設計拠点でもあり、流通拠点も兼ねる岐阜拠点は、アフターサポートも一手に請け負っている。

スズキ・ワゴンR(MH21)による、純正ハロゲンH4からのLEDコンバージョン例。純正同等のコンパクトモデルで、ハイビーム側は5000ルーメンとなる。製品保証は2年間。

まさに日本市場に根ざした日本のカーユーザー向けのブランドということだ。今のカスタム派はもちろん、以前はカスタムをしていたファミリーカーオーナーにも広く愛用されるゆえんがそこにある。

こちらもスズキ・ワゴンR(MH21)へのZXシリーズ装着例。純正同等の配光は維持したまま、H4タイプのロービームは5500ルーメンに到達。強力な照射ぶりではこちらが一段上だ。