鍵は撥水コーティングによる視界確保が第一

そんな雨天時を見越した事前準備として欠かせないのがガラスの撥水コート。特にワイパーが追いつかなくなるような状況下では、油膜汚れが残っていると水の膜が広がってしまう。この状態では通常の降雨でも視界が悪くなるだけに、豪雨時には致命的な視界不良となってしまうだろう。その点でも撥水コーティングによって雨粒を飛散させることは効果的なのである。

クリンビュー『Gコート ウルトラタフドロップ(実勢価格:1500円前後/税込)』は水玉がコロコロと落ちて水滴が残らないほどの撥水力が特徴。

事前の準備の筆頭はガラス類の撥水コート

さらにフロントウインドウだけでなく、周囲の状況を的確に把握するためにはサイドミラーの視界も保っておくことをオススメ。この辺りは手軽に施工できる専用の超撥水フィルムなどを活用すれば、雨粒が付着することなくクリアな後方視界をキープできるのだ。雨天時は視界不良こそキケンを引き起こす最大の要因。そのためガラス類への撥水コーティング施工は最低限の心構えというわけだ。

走行風が当たらないサイドミラーの視界を確保するには、Carmate『ゼロワイパー フィルムタイプ サイドミラー用(実勢価格:2580円/税込)』がオススメ。

夜間の視界はバルブ性能で大きく異なる

もちろん視界が遮られてしまうほどの豪雨となると、そのまま運転を続けるのではなく、道路状況を確認しながら周囲の駐車場など安全な場所を見つけて避難することも必要になる。どうしても運転を続けなければならない状況なら、自車の存在を周囲に知らせるために迷わずライトオンが基本。

手前側が暗くならないトップマウントLEDを搭載したCarmate{『GIGA LEDヘッドバルブ S8シリーズ(実勢価格:2万1800円〜2万2800円)』は、視線が手前に集中しがちな悪天候時に安心できるモデル。

また、周囲へのアピールだけでなく選ぶバルブによっては視界確保に効果的なアイテムもある。例えば豪雨や霧では手前側に視線が集まるためフォグランプが有効といえる。中でも黄色光は乱反射することなく路面を照らすことができ、悪天候時の視界確保にオススメ。
そのうえで可能な限り徐行して、前方車両の急停止など突発的な事象を避けられるよう、慎重な運転を心がけるようにしたい。