強化された3.0L直6気ツインターボにより、最高出力は510psから543psへ向上。

BMWは現在、高性能ツーリング「M3」の最強モデルとなる「M3 CS」を開発中だが、その最新プロトタイプが公式リークされた。

長年にわたり、多くの人がアウディ「RS6アバント」を「究極のファミリーカー」とみなしてきた。 RS6 は全世代とも見た目が素晴らしいだけでなく、優れたパワーと優れた汎用性を完璧に組み合わせているからだ。しかし、究極のファミリーカーにも、ついに世代交代が行われそうだ。

BMW M3 CS プロトタイプ ティザーイメージ

BMWのM部門は、M3 CSツーリングのテストを1年以上続けているが、プロトタイプのティーザーが公開され、世界発売が急速に近づいていることを示唆している。ニュルブルクリンク北コースでテスト中のプロトタイプの画像を見る限り、RS6よりもさらにクールなものになりそうだ。

パワートレインは、「M3 CSセダン」と同じく、強化された3.0L直列6気筒ツインターボ「S58」エンジンを搭載。最高出力は510psから543psへ向上するが、最大トルクは変更されず649Nmと予想、8速オートマチックギアボックスを通じて4輪すべてに動力が伝達される。

BMW M3 CS プロトタイプ ティザーイメージ

公開されたティザーイメージを見ると、セダンと同様のエクステリアおよび空力面でのアップグレードが数多く施されていることがわかる。つまり、フロントエンドには、より目立つスプリッターと、鋭いエアインテークを備えた新しいバンパーを装備し、フロントグリルも少し違うようだ。

他にもいくつかのアップグレードが予定されており、サスペンションのジオメトリを微調整し、軽量チタン製排気装置を設置するという。

ワールドプレミアは近いとされ、世界限定2000台で発売されると予想される。