マイルドハイブリッド仕様のガソリン車「220」とディーゼル仕様「220d」を設定。トップグレードの「M235 xDrive」には300ps/400Nmの2.0L直4ターボを搭載

2シリーズ・グランクーペは、プレミアムスモールコンパクトセグメントに属するモデルとして、2019年に初代が誕生した。スポーティで俊敏なハンドリング性能に優雅なデザイン、そして4ドアモデルならではの高い利便性を組み合わせたことにより高く評価された。

第2世代モデルへと進化した新型は、BMWの象徴的なキドニーグリルに斜めのデザインを一部グレードに取り入れるとともに、立体的なプレスラインを採用した効果で、一層スポーティな印象に生まれ変わった。

フロントマスクではさらに、BMWデザインの意匠のひとつである環状のシグネチャーを2回繰り返すツインサーキュラーを進化させ、よりシャープかつスポーティなデザインのアダプティブLEDヘッドライトが印象的。

リヤビューでは、ワイドで力強さを強調する水平方向のキャラクターライン、立体的で力強いイメージのLEDリヤコンビネーションライト、スポーティさを印象付けるリヤディフューザーが特徴的。

リヤゲートに取り付けられているモデルバッチは「2」を大きくすることで、2シリーズ・グランクーペであることが強調されている。

インテリアは、メーターパネルとコントロールディスプレイを一体化させて大型化し、運転席側に傾けることで視認性を高め、タッチ操作による操作性を向上させたBMWカーブドディスプレイを採用。さらに、シフトレバーを廃止し、センターアームレストに操作系をすべて収めることでモダンな印象を高めている。センターコンソールにはQi規格対応のワイレスチャージャーが設置され、利便性も高めている。

インフォテイメントシステムは、BMWオペレーティングシステム9が搭載され、運転席側に機能アイコンを縦に並べた再設計のホーム画面を備えている。「QuickSelect」機能により、サブメニューに切り替えることなく機能に直接アクセスできるため、メニュー構造が大幅に改良され、操作性が向上した。

新しいBMW iDriveは、BMWカーブドディスプレイおよびBMWインテリジェントパーソナルアシスタントとも組み合わされ、一貫して、タッチディスプレイと言語で操作できるように設計されている。また、好みのアプリをダウンロードすることが可能で、スマートフォン同様に、BMWカーブドディスプレイ上で操作できる。

後席は大人3名が座れる空間を確保するとともに、40:20:40の3分割可倒式シートの採用により、荷室スペースを多彩にアレンジできる。

モデルバリエーションはガソリンMHEV仕様の「220グランクーペMスポーツ」、ディーゼルMHEVの「220dグランクーペMスポーツ」、そしてガソリンの高性能四輪駆動モデル「M235 xDriveグランクーペ」の3グレードを設定。

「220グランクーペ」には、システムトータルで170ps/280Nmを発する1.5L直列3気筒ガソリンターボエンジン+7速DCTと48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載。0-100km/h加速は7.9秒(欧州仕様値)で、WLTCモード燃費は17.5Km/L。

「220dグランクーペ」には、システムトータルで163ps/400Nmを発する2.0L直列4気筒ディーゼルターボエンジン+7速DCTと48Vマイルドハイブリッドシステムが搭載され、WLTCモードで21.1km/Lの燃費をマークする。0-100km/h加速は8.0秒(欧州仕様値)。

そして「M235 xDrive」には、300ps/400Nmを引き出す2.0L直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載。4.9秒(欧州仕様値)の0-100km/h加速タイムを実現するとともに、WLTCモードで12.6km/Lの燃費を達成。フロントアクスルに組み込まれた機械式のLSD(リミテッド・スリップ・デファレンシャル)、アダプティブMサスペンション、Mスポーツブレーキ(レッドハイグロスキャリパー)等々が採用され、ダイナミックな走りとともにMパフォーマンスモデルに相応しい駆けぬける歓びを提供する。

そのほか、最新BMW車の例に漏れず、ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能をはじめ、アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き)を含む先進安全機能ドライビングアシスト、快適な駐車をサポートするパーキングアシスタント、BMWインテリジェントパーソナルアシスタントといった利便性や快適性を高める装備・機能が積極的に導入されている。

⚫︎BMW「2シリーズ・グランクーペ」ラインナップ
・220グランクーペMスポーツ:528万円
・220dグランクーペMスポーツ:548万円
・M235 xDriveグランクーペ:734万円
※価格は消費税込み