扱いやすいサイズと可愛い外観が魅力。普通免許で牽引可能|タコスMiMie310トレーラー

居住空間自体が移動できる自走式のキャンピングカーは便利だが、あまり予算をかけられないという人もいると思う。昨今は中古のキャンピングカーもタマ不足で、市場に出てもあっという間に売れてしまうことが多い。予算を抑えて車中泊ライフを送りたい…という人には、やはりキャンピングトレーラーがオススメだ。

牽引免許が不要となる車両重量750kg以下のモデルでも、一般的なキャブコンと同等の居住空間を持ち、価格は3分の1〜4分の1で済むものが多い。今回紹介するタコスの「MiMie310トレーラー」も、驚くほどリーズナブルなモデルだ。

キャンピングカー

まず魅力的なのが、このかわいいフォルム。バブル期に日産のパイクカーというのが流行したが、それを彷彿させるフレンドリーなカタチである。サイドオーニングはオプションだが、フロント部分に見える室外機、つまりエアコンは標準装備(台数限定)となるというから嬉しい。

キャンピングカー

サイドにあるエントランスを入ると、右手にギャレー、正面にマルチルームがある。ギャレーはかなり大きくて実用的なサイズだし、頭上空間の余裕も十分にある。動線も含めて、むしろバンコンよりも楽に調理できるかもしれない。蛇口はシャワーヘッドになっており、車外でレジャーシャワーや愛犬の足洗いとしても使えるよう配慮されている。

キャンピングカー
キャンピングカー

マルチルームはトイレ、もしくは収納部屋として活用できる。やはり中年層以上になるとトイレがあるのはありがたい。床や壁面が防水素材なので、清潔面でも安心と言えるだろう。

キャンピングカー
キャンピングカー

ダイネットは、U字形のソファーが中心に広がる。ホワイトレザー調のトリムのソファーに間接照明という空間は、輸入モデルを彷彿させる雰囲気。頭上にはウッド柄のキャビネットが左右に付き、物の収納に困ることはない。

キャンピングカー

ソファーはマットを動かせば、大人3名分の就寝スペースに変身する。写真には登場していないが、右手の窓付近に子ども用の上段ベッドが用意されており、プラス子ども1名が就寝定員になる。ちなみに、この上段ベッドはオプションで大人用に変えることもできるとのことだ。

四方には大きめのアクリル窓が設置されており、開放感は十分。窓を開け放てば、気持ちのよい風を取り入れることもできる。

昨今はプライベート空間や、ミニマルな生活のためのタイニーハウスが注目されているが、このMiMie310トレーラーはその代わりにもなる。しかも価格は215万6000円〜。超リーズナブルとしか言えない。これでFFヒーターとサブバッテリーをもうひとつ足せば、いつでもどこでも快適な生活ができるだろう。

キャンピングカー

仮に敷地内にスペースの余裕があれば、個人的にはいますぐに欲しいトレーラーである。今なら納期は半年ほど。ほとんどのキャンピングカーが2年近く待つことを考えれば、その点でもアドバンテージがある。ぜひ一度、実車をチェックしてみてはいかがだろうか。

タコスMiMie310トレーラー

■車両本体価格:215万6000円/展示車価格:228万3600円
■就寝定員:3+1(大4人)
■主要装備:エアコン(家庭用)/給水タンク(20L)/排水タンク(20L)/シャワー(冷水)/サブバッテリー(100Ah)/外部電源/カーテン(シェード)
■展示車のオプション装備:サイドオーニング 10万7800円/電子レンジ 1万9800円

タコス http://www.tacos.co.jp/index.html

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