新開発のDOHC4バルブエンジン「レボリューションマックス」は、スポーティな“ショートストローク型”
ハーレーダビッドソン スポーツスターS ビビッドブラック:185万8000円/モノトーン:188万7700円



空冷式の「Evolution(エボリューション)」から、水冷式の「Revolution Max(レボリューションマックス)1250T」と呼ばれる最新エンジンを搭載。このエンジンは、水冷4ストロークDOHC 4バルブのV型60度2気筒。吸排気可変バルブ機構付きで、排気量は1252cc。
水冷Vツインのレボリューションマックス1250Tエンジンは、下記の現行モデルに搭載された空冷Vツインエンジンよりも、軽量なのが大きな特徴。ボア×ストロークは105mm×72.3mmのショートストローク型。最大許容回転数は9,500rpmまで引き上げ、ロングストローク型の空冷式よりも、ショートストローク型ならではの高回転寄りに味付けされているのがポイント。最大トルクは125Nmとし、ポテンシャルの大幅アップを実現した。
フロントフォークはインナー径Φ43mmの倒立型。コンプレッション、リバウンド、スプリングプリロード調整機能を採用。リヤショックはリンケージマウント式ピギーバックモノショックとし、コンプレッション、リバウンド、油圧スプリングプリロード調整機能が装備されている。
| 全長 | 2,270 mm |
| シート高 | 755mm |
| 最低地上高 | 90 mm |
| レイク | 30 |
| トレール | 148 mm |
| ホイールベース | 1,520 mm |
| フロントタイヤ | 160/70TR17 73V |
| リアタイヤ | 180/70R16 77V |
| 燃料容量 | 11.8 L |
| オイル容量(フィルターあり) | 4.5 L |
| 車両重量 | 228 kg |
| エンジン | 水冷式REVOLUTION Max 1250T |
| 排気量 | 1,252 cc |
| ボア×ストローク | 105 mm × 72.3 mm |
| 圧縮比 | 12.0:1 |
| フューエルシステム | 電子シーケンシャルポートフュエルインジェクション(ESPFI) |
| 最大トルク | 125 Nm / 6,000 rpm |
| ミッション | 6速 |
| フロントホイール | アルミニウムキャスト、サテンブラック |
| リアホイール | アルミニウムキャスト、サテンブラック |
| フロントブレーキ | ラディアルマウント、モノブロック、4ピストンキャリパー |
| リアブレーキ | フローティング、シングルピストンキャリパー |
| ライト(各国の規制に準じる)、インジケーターランプ | オールLEDヘッドランプ、ロービーム、ハイビーム、シグネチャーポジションライト。オールLEDテール/ストップランプ、シグネチャーテールランプ |
| ゲージ | 4インチビューアブルエリアTFTディスプレイ(スピードメーター、ギア、オドメーター、燃料レベル、時計、トリップ、環境温度、低温アラート、サイドスタンドダウンアラート、TIPオーバーアラート、クルーズ、レンジ、タコメーター表示BT機能 – ペアリングでの通話、音楽) |
2021年(現行)のスポーツスターは3モデル
スポーツスターの歴史は古く、1957年から始まる。ファットでヘビーなイメージのあるハーレーだが、スポーツスターはシンプルな構造、軽快な外観、リーズナブルな価格が特徴。日本ではハーレーの入門用や、カスタムベースとしても人気を獲得してきた。2021年モデル(現行モデル)としては、アイアン883、アイアン1200、フォーティーエイトの3モデルを展開。
スポーツスター アイアン 883

883(パパサン)の愛称で人気のスポーツスター。空冷Vツインエボリューションエンジンを搭載。2021年モデルの中では、もっとも小排気量の883cc。ハーレーのエントリーモデルというイメージもあるが、その走りは秀逸で、フレーム、エンジン、足周りは、細部まで入念な仕上がり。タイヤはフロント19インチ、リヤ16インチに設定。
| 全長 | 2,185 mm |
| シート高 | 760 mm |
| 最低地上高 | 140 mm |
| レイク | 30 |
| トレール | 117 mm |
| ホイールベース | 1,515 mm |
| フロントタイヤ | 100/90B19 57H |
| リアタイヤ | 150/80B16 77H |
| 燃料容量 | 12.5 L |
| オイル容量(フィルターあり) | 2.6 L |
| 車両重量 | 256 kg |
| エンジン | 空冷式Evolution |
| 排気量 | 883 cc |
| ボア×ストローク | 76.2 mm × 96.8 mm |
| 圧縮比 | 9:01 |
| フューエルシステム | 電子シーケンシャルポートフュエルインジェクション(ESPFI) |
| 最大トルク | 68 Nm / 4,750 rpm |
| ミッション | 5速 |
| フロントホイール | ブラック9スポーク 機械加工ハイライト |
| リアホイール | ブラック9スポーク 機械加工ハイライト |
| フロントブレーキ | デュアルピストン |
| リアブレーキ | デュアルピストン |
| ライト(各国の規制に準じる)、インジケーターランプ | ハイビーム、ニュートラル、オイルランプ、ターンシグナル、エンジンチェックランプ、燃料警告灯、ローバッテリー、セキュリティシステム(装備車両の場合)、ABS(装備車両の場合) |
| ゲージ | ハンドルバーマウント オドメーター付き電気式スピードメーター、時計、デュアルトリップメーター、燃料切れ警告ランプ、油圧警告灯、エンジンチェックランプ、LED(発光ダイオード)インジケーターランプ |
挙動は重い、バンク角も浅め、なのに乗ってて気持ちいい。これがハーレーマジックだ。|スポーツスターIRON 883|Motor-Fan Bikes[モータファンバイクス]今でこそ多彩なバリエーションを誇っているハーレーダビッドソンだが、古くは空冷OHV 横置きの45度V型ツインエンジン一筋で同社の製品イメージが培われてきた。中でも軽快なスポーツバイクとして開発され、その人気を確かなものにして来たのがスポーツスターである。ミッションがクランクケースと一体化された別系統エンジンを搭載した事でも知られている。REPORT⚫️近田 茂(CHIKATA Shigeru)PHOTO⚫️山田俊輔(YAMADA Shunsuke)取材協力●HARLEY-DAVIDSON JAPAN
https://car.motor-fan.jp/article/10013495スポーツスター アイアン 1200

70年代のチョッパーカスタムシーンをイメージさせる、レインボーグラフィックのボディカラーと、左右に広がったアップハンドルが特徴。ビキニカウル、ミニエイプハンガーバー、カフェレーサースタイルのシングルシート、735mmのローポジションシート、余裕のハンドル位置、フロント19インチ・リヤ16インチタイヤを採用。エンジンは空冷式Vツインのエボリューションを搭載。排気量は1202cc。
| 全長 | 2,200 mm |
| シート高 | 735 mm |
| 最低地上高 | 110 mm |
| レイク | 30 |
| トレール | 117 mm |
| ホイールベース | 1,515 mm |
| フロントタイヤ | 100/90B19 57H |
| リアタイヤ | 150/80B16 77H |
| 燃料容量 | 12.5 L |
| オイル容量(フィルターあり) | 2.6 L |
| 車両重量 | 256 kg |
| エンジン | 空冷式Evolution |
| 排気量 | 1,202 cc |
| ボア×ストローク | 88.9 mm × 96.8 mm |
| 圧縮比 | 10:01 |
| フューエルシステム | 電子シーケンシャルポートフュエルインジェクション(ESPFI) |
| 最大トルク | 96 Nm / 3,500 rpm |
| ミッション | 5速 |
| フロントホイール | ブラック9スポーク |
| リアホイール | ブラック9スポーク |
| フロントブレーキ | デュアルピストン |
| リアブレーキ | デュアルピストン |
| ライト(各国の規制に準じる)、インジケーターランプ | ハイビーム、ニュートラル、オイルランプ、ターンシグナル、エンジンチェックランプ、燃料警告灯、ローバッテリー、セキュリティシステム(装備車両の場合)、ABS(装備車両の場合) |
| ゲージ | ハンドルバーマウント オドメーター付き電気式スピードメーター、時計、デュアルトリップメーター、燃料切れ警告ランプ、油圧警告灯、エンジンチェックランプ、LED(発光ダイオード)インジケーターランプ |
最新型なのに筋金入りのレトロ路線!? ハーレーダビッドソン「アイアン1200」試乗|Motor-Fan Bikes[モータファンバイクス]エンジンも車体も現代においてはトラディショナルすぎるといっていいハーレーのスポーツスター。最新モデルを東欧クロアチアにて試乗してきた。TEST RIDER&REPORT●青木タカオ(AOKI TAKAO)PHOTO●HARLEY-DAVIDSON JAPAN
https://car.motor-fan.jp/article/10004725スポーツスター フォーティーエイト

1950年代に人気を呼んだ、ドラッグレーサー風のボバーカスタムスタイルが特徴。前後16インチホイールにファットタイヤを組み合わせ、ティアドロップ型のスモールタンク、テーパーマフラー、ローポジションハンドルを導入。伝統の空冷式Vツイン型エボリューションエンジンの排気量は、アイアン1200と同じく、ボア径88.9mm×ストローク長96.8mmの1202ccに設定。
| 全長 | 2,165 mm |
| シート高 | 710 mm |
| 最低地上高 | 110 mm |
| レイク | 30.2 |
| トレール | 135 mm |
| ホイールベース | 1,495 mm |
| フロントタイヤ | 130/90B16 73H |
| リアタイヤ | 150/80B16 77H |
| 燃料容量 | 7.9 L |
| オイル容量(フィルターあり) | 2.6 L |
| 車両重量 | 252 kg |
| エンジン | 空冷式Evolution |
| 排気量 | 1,202 cc |
| ボア×ストローク | 88.9 mm × 96.8 mm |
| 圧縮比 | 10:01 |
| フューエルシステム | 電子シーケンシャルポートフュエルインジェクション(ESPFI) |
| 最大トルク | 96 Nm / 3,500 rpm |
| ミッション | 5速 |
| フロントホイール | ブラック、スプリット9スポークキャストアルミ マシンドハイライト |
| リアホイール | ブラック、スプリット9スポークキャストアルミ マシンドハイライト |
| フロントブレーキ | デュアルピストン |
| リアブレーキ | デュアルピストン |
| ライト(各国の規制に準じる)、インジケーターランプ | ハイビーム、ニュートラル、オイルランプ、ターンシグナル、エンジンチェックランプ、燃料警告灯、ローバッテリー、セキュリティシステム(装備車両の場合)、ABS(装備車両の場合) |
| ゲージ | ハンドルバーマウント オドメーター付き電気式スピードメーター、時計、デュアルトリップメーター、燃料切れ警告ランプ、油圧警告灯、エンジンチェックランプ、LED(発光ダイオード)インジケーターランプ |
スポーツスターSは大幅な軽量化で、小柄なユーザーにも優しいハーレーに変身!
新しいスポーツスターSは、フロントフレーム、ミッドフレーム、テールセクションの3つの要素を、エンジン本体に直接ボルトで固定。これによって車両重量228kgとし、現行モデルよりも大幅な軽量化を実現。また、フレームや足周りの剛性をアップさせ、加速、ハンドリング、ブレーキ特性を向上させた。


写真のライダーは、日本の正規ディーラー「ハーレーダビッドソン ジャパン」の田中さん(身長156cm)。「私(田中さん)は普段、スポーツスター フォーティエイトに乗っています。ドラッグレーサーを彷彿させる、ロー&ロングフォルムのスポーツスターSは、一見マッチョでヘビーなイメージ。しかし実際にまたがってみると、車体は軽く感じられ、スリムな印象です」と語る。
新世代のドラッグスターSは、全国の正規ディーラーで予約受付中。日本では2021年秋より、順次デリバリー予定だ。






























ハーレーのNEWモデル・スポーツスターS|新世代の水冷DOHCエンジン搭載