新開発の1.2Lターボエンジンと電気モーターの組み合わせによりシステムトータルの最高出力は145PSを実現

プジョー308は、個性際立つデザイン、質感の高いインテリア、そして軽量ボディがもたらすダイナミックな走りを強みに、同クラスの新基軸を打ち立てたCセグメントコンパクトモデル。そんな308に、このたび新開発のハイブリッドパワートレインを導入した「308 GT Hybrid」が登場。このパワートレインを導入するのは、プジョーブランドのラインナップでこのモデルが初めてだ。

搭載されるのは新開発の1.2L直列3気筒ガソリンターボエンジン(136ps/230Nm)に、22ps/51Nmを発する電動モーターを内蔵した6速DCTを組み合わせた48Vマイルドハイブリッド。システム総合で145psを発揮し、20.6km/LのWLTCモード燃費をマークする。駆動用バッテリーの容量は897.9Wh。

このシステムでは、電動モーターのアシストにより発進停止時の振動が抑制され、低速からの力強いトルクの立ち上がりとともにスムーズで心地よい加速を味わえる。また、低速時の100%電動走行も実現。走行状況によって、約30km/hまで電気による走行が可能だ。信号待ちの多い市街地走行では、1時間あたり約50% はエンジンを使用しない状態となり、実用燃費を飛躍的に向上させる。

20.6km/LのWLTCモード燃費は、ガソリンエンジンモデルと比較して約15%向上。優れた燃費と排気ガスレベル低減を両立することで、購入時の環境性能割は輸入車Cセグメントハッチバックで唯一、1%が適用される。

新開発の1.2Lガソリンターボエンジンは、前型と比べて全体の約40%のパーツを刷新。改良ポイントは下記のとおりで、その結果、最高出力は6PSアップした。システムトータルの最高出力145PSは、ガソリンエンジンモデルと比べて約11%向上している。

●新1.2Lターボエンジンの改良ポイント
・タイミングベルトから強度の高いタイミングチェーンに変更し、耐久性を向上
・ミラーサイクル採用により、高効率運転を実現
・ターボチャージャーの可変領域の拡大
・ローラー式バルブリフターによる摩擦低減
・インジェクターの高圧化(最大噴射圧 35MPa)

なお、この「308 GT Hybrid」の登場により、既存のプラグインハイブリッドモデルの名称が「308 GT Plug-in Hybrid」に変更された。またこのたびの308 GT Hybridの追加により、308はディーゼル、マイルドハイブリッド、プラグインハイブリッドの3機種から選べるようになった。

●プジョー「308」ラインナップ
・308 GT BlueHDi:435万6000円
・308 GT Hybrid:479万円
・308 GT Plug-in Hybrid:572万7000円
※価格は消費税込み。